起業の動機(少年院での恵方巻)
こんにちは。
起業の動機は沢山あり、またおいおいお伝えするとして、
何回かに分けてエピソードをお伝えしたいと思います。
私は少年院の管理栄養士として5年間働いた中で起業を決断したので、それを忘れないように書き留めておこうと思います。
今日は「恵方巻」について
2月と言えば「節分」
私は、少年院給食のメニュー担当でした。
1月上旬には給食のメニューをきめるのですが、恵方巻を給食で提供したら喜ぶだろうなぁと思っていました。
4月から新入り、28歳管理栄養士(私)が「恵方巻やりたいと思うんですが・・・」と58歳の調理師さんに聞いてみると
「そんなんできるわけないでしょ」と大反対されました。
いやいや、子ども50人分だから、スタッフ3名いるのでいけるでしょうと思ったのですが、言いにくく作戦変更しました。
直接お願い方法→周りの協力を集める方法
上司に相談したら、当日スタッフの配置を増員してくれると言ってくれたので、通常多くて3名体制なのですが、4名ですることになりました。
58歳の調理師さん以外は、賛成してくれました。
他の調理師さんだけでもなんとかなりますが
「私も参加します!〇〇さん(58歳調理師)は、総監督お願いします!」と恵方巻作りを見守ることを提案
ほかの調理師さんがスムーズに動けるよう調理工程表を細かく作り、みんなで協力して、実行することができました。
当日こども達は大喜び♪
入院生活は約1年、食べることが唯一の楽しみという子もいるので、行事食はとても喜んでくれます。
大反対していた調理師さんは
終わった後「今度は、いなり寿司やったらいいなぁ」と、言っていて驚きました。
この調子で来年も恵方巻をやろう!と誓ったのでした^^
2~5年目はこんな感じで実施しました。
2年目 サラダ巻きの具を1つ増やして提供
3年目 こども達代表3名に手伝ってもらう
4年目 のり、酢飯、具をこども達に渡して、各自で巻き寿司をつくる
5年目 のり、酢飯、具をこども達に渡して、各自で巻き寿司をつくる
このように、恵方巻はこども達の楽しみの1つとなりました。
めでたしめでたし。
こども達は、巻きずしを作るのも楽しんでいたし、お手伝いをしてくれたときは、明らかに大変(1人2本ずつ、合計100本くらい巻いた)だったのに「楽しかった~」と言っていて
こども達は料理も好き
人の役に立つのも好きなんだと感じました。
料理をして家族を喜ばせる循環を生み出していきたいと思いました^^
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