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こども料理教室のメニューの考え方


こんにちは。
こどもだけの料理教室ゆめつぼを運営しています、さやつぼです。

今日は、こども料理教室のメニューの考え方をお伝えします。

こども料理教室を開業する人は多いのですが、レシピ作りに苦戦をして止めていく人も多いです。

他の習い事の教材は売られていますが、こども料理教室は一から手作りのため大変ですね・・・。

誰も教えてくれないので
こども料理教室に最適なメニューについてお伝えします!参考になれば幸いです。

大きく分けて、5つ考えることがあります。

1.1年間のバランスを考える
2.旬の食材を使用する
3.手に入りやすい食材にする
4. 栄養バランスを考える
5. こどもが作りやすいかどうか

順番にご説明します。

1.1年間のバランスを考える

まず、年間のバランスを考えます。

イベントだけ1回する方も、ぜひ参考にしてください。

月1回の習い事だからといって全体のバランスがどうでもよいわけではありません。

➀ 主食について
主食は、ごはん食中心で、パン、麺は少な目にします。
大人の料理教室でしたら、味付きごはん(炊き込みごはん、混ぜご飯)をお伝えしてもいいと思いますが、こどもは白ご飯を中心に教えます。
味付けごはんが多いと塩分量が多くなりますし、日本人としては、ごはんとおかずを交互に食べる文化があります。
こどものメニューを考えるときは、白ごはんが中心がよいと考えています。

主食のパン、麺は、同じ炭水化物でも吸収のされ方が違うので、こどもの体にとってはごはんの方が良いです。
保育園では、完全ごはん食のところも多く、小学校でもパン食は少なくする傾向があります。朝ごはんは、パンを食べている方も多いので、パン食を教える頻度は少なくてよいと考えます。麺も同様です。

➁ 主菜について
主菜は、肉、魚料理になります。
魚料理は、こども達が苦手だし、コストもかかるし大変なのですが、簡単でおいしい魚料理を教えると、保護者の方は喜んでくれます。

こどもが魚料理を好きになるきっかけ、保護者もレパートリーがなくて悩んでいるので、魚料理も時々取り入れることをおすすめします。

➂ 味のバリエーションについて
日本には、「生、蒸す、煮る、焼く、炒める、揚げる」という調理法があるので、それを全てお伝えしていきます。
そのとき、栄養バランスの観点から、同じ調理法はできるだけ控えるような組み合わせにします。

例えば、炒め物がメインのときは、煮ものや和え物を組み合わせるとバランスがよくなります。

➃ 使用する食材
いろいろな食材を使った方がこども達は学びが深まります。

今月は、ほうれん草を使用したから、来月は青梗菜にしようと、同じ葉物でもいろいろな食材を使用した方がよいと思います。

玉ねぎは脇役なことが多く、頻繁につかってもいいですが、目立つじゃがいもを毎回つかうと少しおかしくなってしまいます。

ゆめつぼは、毎回食材がかぶらないようにしていて、100種類以上の食材を使用しています。


2.旬の食材を使用する

旬の食材は、その時期に手に入りやすい食材のことで、他の時期に食べるよりも栄養価が高かったり、作るのにコストがかかっていないので、安かったりと良いことだらけです。

夏は、トマトやきゅうりのメニューをお伝えし、冬は、白菜や大根を使ったメニューを考えましょう。

季節は関係なく、年中売られていることもあるのですが、子ども達には季節の食べ物についてもお伝えした方がよいと思います。

3.手に入りやすい食材にする

大人の料理教室は、おいしい料理に追及するあまり、変わった食材・調味料を使用することがあります。
大人の教室は、それが学びでもあり、楽しみになるのですが、子ども達と親はそこまで求めていません。

どこのスーパーでも売っているような食材・調味料で、安価なものを使ったほうが良いと思います。

楽しいイベントの料理というより、毎日の家庭料理を知りたがっています。

卵黄→卵で代用できないか、生クリーム→牛乳で代用できないか、考えた方がよいです。

4. 栄養バランスを考える

栄養価までは調べなくてもよいと思いますが、食材がかぶりすぎていないか、油と塩が多くないか、確認する必要があります。

栄養士の間の暗黙のルールですが、人参はかぶってもいいけど、かぼちゃはかぶったらおかしいというものがあります。

玉ねぎ、にんじんくらいは、かぶってもいいですが、他の食材はかぶらない方がいいと思います。

肉、卵、大豆製品も目立つのでかぶらない方が良いです。

野菜を使うことは意識できると思いますが、それ以外にも海藻、きのこ、乾物なども使用すると良いと思います。


5. こどもに一番最初に伝えたいメニューか

メニューを考えるときは「こどもに一番最初に伝えたいか!?」と常に考えます。
こどもは、まっさらなので、それを基本と思って、それを大人になっても作り続けます。

とても責任重大だと思います。

ゆめつぼでは、最初に伝えたいメニュー基本100レシピ、応用100レシピがあります。
おやつレシピも100あります。

めちゃくちゃ頭を悩まして、毎月考えていますし、2回目使うときはアップデートしています。

こども料理教室は、レシピがとっても大切だと思うので、しっくり考えぬいてくださいね^^

レシピ考えるの難しいな・・・
と思われる方は、ゆめつぼのパートナー校をご検討ください。

毎月、紙のレシピ、レシピ動画、教え方マニュアルがあるので、こども達にきちんと食育をすることができます。

レシピ動画付きなので、こどもの上達が早く、保護者にも好評です^^




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