給料2倍を目標にしないとダメだ

先日
大手ゼネコン退職者さん(80歳くらい)と
お話をする機会がありました。

・高度経済成長時代は
 会社の利益が上がると給料も上がったが
 1980年代は
 会社の利益が上がっても給料を上げなかった。
 だから会社にお金があった。
(給料について以下で調べてみたら本当でした。)
https://gentosha-go.com/articles/-/35815

・転換社債も乱発された。
 転換社債は満期になると
 債権としてお金を受け取る事ができるが
 株にしておけばどんどん上がったので
 お金として受け取る人はいなかった。
 だから会社は転換社債を発行すれば
 現金が入ってきて返済する必要がなかったので
 会社にお金があった。
(以下の記事では
 1980年代後半に転換社債が大量発行された
 と書かれていました。)
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=34573?site=nli

・さらに銀行が会社にお金を借りるように
 攻勢を仕掛けてきた。
 だから会社にお金があった。

・つまり

1 労働者の給料を低く抑えて
2 転換社債を発行して
3 銀行がどんどん貸す

このために会社にお金があった。

・このお金で、経営者が株と不動産をやった。
 みんな本業より夢中になった。
 これでバブルが発生し、そして崩壊した。

・根本的には
 企業が利益を上げているのに
 給料を上げなかったのが、いけなかった。

・今でも、給料を倍にすればよい。
 これで
 消費が増えて、生産も増えて、GDPが増えれば
 日本の経済問題は全て解決。

・インフレ2%を目標にするなんてバカだ。
 給料2倍を目標にしないとダメだ。
 日本の経営者は
 インフレになって物価が高くなって
 会社が儲かっても給料を上げないので
 給料2倍を目標にしないとダメなんだ。

大手ゼネコン退職者さん(80歳くらい)は
話しているうちにだんだん熱気が入ってきて
私としては退職者さんの血圧が気になったのですが
バブルの熱気の片鱗を感じたのでした。

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