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山形一人旅 肘折温泉 大友屋旅館③ 2021.10.17



つづき


雨の音と、「カーン、カーン」と言う音で目が覚めた。

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6時から7時半まで行われる朝市の準備をしてるみたいで、テントを立てる音だった。

かなり雨ひどいけど、、ちゃんと開催されるんだ!


まずは朝風呂。

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昨晩より少し温度が低く、入りやすい。

6時過ぎには外を歩く人の声が聞こえ始めた。


部屋に戻って外の様子を見てみると、

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おーー!賑わってる!!!

私も行ってみようっと!

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手前のテントにたくさんの人が群がってるので、奥のテントのおばちゃんのところに行ってみた。

あ、なるほど。山菜、きのこ、生の菊などなど…売ってるものが調理しなきゃいけない、持ち帰るのが大変なものばっかりだ。

手前のテントのおばちゃんたちは、他におこわや梅干し、笹巻き、漬物などを多く売っていた。

場所取りも早ければ早いほどいいのかなぁ。手前の方がみんな足を止めて見てくれるもんね。


早朝からテントを立てていたおばちゃんは人気すぎて品物まで手が届かないくらい混雑していたので、3つくらい隣のおばちゃんのところに行った。

「お姉ちゃんよく来た!とびたけのおこわ、出来立てだよ〜大きいのにする?小さいの?大きいのにしな!500円だよ!持ち帰って冷凍もできっから!笹巻きは?10個500円だよ!5個でいい?一人暮らし?お〜そうかそうか。きなこつけとくわな!これはタダだよ〜お、梅干しか?いいのあるよ〜私が作ったんだよ。粒が大きいのと小さいのあるよ、両方いけるか?小さいのにしとくか?はいよぉ〜1300円ね!さみぃから風邪引くなよ〜」

さらさら〜っと3品紹介され見事に購入、そして最後に体調を気遣う優しさ。すごい。

このおばちゃん、絶対昨年の肘折温泉の朝市でやや強引にとうもろこし掴ませて来たおばちゃんと同じな気がする。笑

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とびたけのおこわ、笹巻き、梅干し

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すでにお腹が空いている。朝ごはんまで時間あるし、1つ食べよ〜

新米で作ったという笹巻き。もちもちねっとり。

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砂糖が入ったきな粉をつけて食べる。あー、美味しい!

納豆と絡めても美味しいよとアドバイスをもらった。納豆餅みたいな感覚かぁ、美味しそう。

梅干しも酸っぱすぎず、ご飯に合う好みの味だった。

おこわは夜ご飯にしよう〜


二度寝して、

7時半に朝ごはん!

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シンプル良い。

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卵のための器

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ぷるぷるかわいい。🥚

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おかずが多すぎてご飯が足りません〜ヽ(;▽;)美味しかった


チェックアウトは11時。

その前に共同浴場へ!

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フロントで入浴券をもらい、

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上ノ湯へ♨️

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入って左が女湯

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ちょうど先客が出たところだったので、貸切!

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ほう。尊い…

オーバーフローしているので床にペタリと座ったり、寒くなったらまた浸かったりと1時間ほど滞在。いい湯だなぁ。

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肘折温泉のうた


その後宿をチェックアウトし、日帰り入浴をしにいでゆ館へ向かう。

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秘湯を守る会の宿、湯宿元河原湯。

ここの喫茶店が気になる…

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温泉街から徒歩15分ほどで、いでゆ館に到着〜

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肘折希望大橋の全貌。

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いでゆ館とカルデラ温泉、迷ったけど今回はこっち。カルデラ温泉は露天風呂があるんだけどこの雨だからね…移動が面倒かなぁと思って。

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大人450円、宿にあった割引券を使って400円で入浴!

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※ホームページより写真お借りしました

手前が41℃、奥に寝湯があり、そちらは40℃。

どちらも宿のお風呂よりぬるくてじっくり入れる。

寝湯でゴロゴロしながら途中入ってきたおばちゃんとお話ししたり、眠ってみたり。あー!帰りたくない!ずーっと入っていたいな。困ったな。


ダラダラしてるだけでもお腹は空く。お昼を食べに行こう。

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風が強すぎて早くお店に入りたいあまり歩きながら写真撮ったらブレまくっていた、そば処寿屋

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混んでるかなぁと思ったら、案外空いていたのでお座敷へ。

雨止まないかなぁ。

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肘折豆腐

お醤油をかけるのがもったいないくらいお豆腐の味がしっかり!美味しい。

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温かい鳥そば

鳥に味が染みていてうんまい。お蕎麦も美味しいし。

店員さん、若いのにゴリゴリの訛りで常連さんとおしゃべりしていて、一語一句聞き取れなかった…

もはやメロディーとして聴いても心地よい山形弁。じゃなくて新庄弁か。


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帰りの路線バスが既にいるものの、ドアが閉まっているので、

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すぐ隣にあった薬師神社にお参り〜

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また肘折温泉に来れますように…✨


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14時発のバスに乗り込んだ。

「この時間のバスに乗る人あんまりいないよ」と運転手に言われたけど、9時50分発だと帰るのに早すぎるし名残惜しすぎる。

肘折温泉を堪能するには14時のバスが最適。

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昨年来た時は更地だった場所。

無事にそば畑になったのかな。

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すっかり眠ってしまい、途中目が覚めたら青空が見えていた。


14時55分、新庄駅到着。

新庄駅から山形駅に向かう電車が16時14分までないため、ずっと気になっていた駅近の喫茶店に行くことに。

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てぃるーむピノキオ。

この外観的に、お店やってなさそうてしょう。


そうなんです、やってなかったんです。営業中ののぼりしまわれてました。でもドアが開いたんです。そしたら中にお客さんがいたんです。お店の人も。

一人なんですけどいいですか?と聞いたら、「ご飯終わっちゃったから食事は出ないみたいよ」とお客さんから一言。笑

飲み物だけでも大丈夫です、とカウンターに座り、カフェオレを注文。


お店はご夫婦二人でやられてるみたい。

旅行ですか?と聞かれ、肘折温泉に行ってきたこと、二度目だけど二度とも雨だったこと、温泉が好き、山形が好き、割と本気で住みたいと思ってることをお話しした。

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ふーってやったらシナモン飛んだ。笑


お母さんが鮭川村出身のようで、羽根沢温泉の加登屋旅館泊まったことありますよ〜と伝えたら、なんと加登屋旅館の旦那さんのことをよく知っているんだとか。

小さい村だから、いろんな繋がりがあるんだろうなぁ。


「お姉さん新庄弁わかってる?」

お客さんにいつもしゃべってることが分かってるのか聞くと、だいたい半分くらい分からなかったって言われるんだよ〜とのこと。

分からなくてもにこにこして聞いてしまう、というか聞いていたい訛りなんだと思うなぁ。


最後に、新庄市に移住するのおすすめだよ、いつでも相談しに来てね〜と笑顔で見送られた。

口コミにもあったけど、すっごく感じの良いご夫婦だったなぁ。もっと話したかった。

ご飯が終わると店じまいしてしまうこともあるみたい。営業時間自体は20時〜21時くらいまで。ぜひ次回は食事もしてみたい!

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あぁ、このまま鳴子温泉に行きたい。

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山形駅へ。

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私、本当に肘折温泉に行っていたよね?というくらいあっという間すぎてなんか夢みたい。

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また絶対に来よう。


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ほていやのビニール袋かわいいな。

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18時4分発のつばさに乗ります。

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入線しました。

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山形またね〜

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山形は野菜も美味い。

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新庄駅で買ったあじさい、というアーモンドを使った焼き菓子。

食べ比べしてみたら、左の深田のあじさいの方が好みだった💠

とびたけのおこわ、もちもちで美味しい。量が多いから家に帰って冷凍する。


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今回のお土産たち。つや姫と雪若丸のお米は弟に。山形を好きになーれ、好きになーれ。

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ほていやでおまんじゅうとハンカチ買ったらいつの間にか入れてくれたみたい。

こういう小さめタオル、岩盤浴に持って行くから重宝するの!嬉しい〜


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おまんじゅうの外箱

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期限が短いから1日2個ずつ贅沢に食べる。


新庄市に住んだら、鳴子温泉も羽根沢温泉も肘折温泉も行けて、なんなら秋田もちょろっと行けたり、山形駅もそんなに遠くないし、無敵じゃん。

またのんびりしに行こう〜♨️



おわり


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