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HENRY LONDONの機械式時計を手に入れるまで②

彼の話では、毎日使うのであればそれなりの手入れは必要になる。

時計の動きを止めないための専用ケースが必要になるのでは?
と、聞いてみると

こだわるのであれば、という答えだった。

しかし、2,3日に1回ぐらいであればあまり手はかからないそうだ。

金属部分の汚れは、メガネ拭きで拭けばいいし、時間合わせも多少ヅレたって歩行の振動で中の機械が動くため自然に合ってくる。
一度時間が合えば、その状態は長く続く(時計を着けていれば)

滅多に壊れる事はないが壊れたら、2週間の修理期間が必要になる。
その間別の時計を着けるかナシのままになる。

かる~く、のはずが・・・その場で購入となった。しかも、ケースとクロス付き(だって・・・あったんだもんクロス。時計ケースは保管用)

余談ですが、その店員さん金縁時計をしていたチェーンも金色・・・
なのに、その人の雰因気にマッチしていて嫌味がなかった。

ついでに、珍しがられた。

スケルトン(中の機械丸見え)タイプも好きで、シャネルからそのタイプの物が出ていたが、芥川龍之介の『歯車』を読んだ後からスケルトンが怖くなった。

そういえば、店員さんとの話にスケルトンが出てきたような・・・・。

機械部分も人によって、好きなパーツがあるらしい。
私の場合は、文字盤の丸穴に見えているパーツ(ガンギ車とアンクル)

店員さんいわく、
”カワイイパーツ”らしい。買った時は、そう思わなかったが地道にコツコツ動いているので愛着がわく。

今や、散歩や旅行の相棒になっている時計だ。
出すたびに時間を合わせる必要があるが、自身のマインドセットのようになっている。

そして、いくつか分かったことがある。

時計を着けていると左右で時間の進みが違う。
右利きなので、左に着けている時よりも進みが早いのである。

自動車に乗っていると、時間の進みが遅くなる。これは時計をバッグに入れている時も同じ。

夜9時~朝4時は動かしたりしないこと、時間が狂う。
(それを考えると、機械というより人間に近い?)

文字盤の色にはブルーもあったが、

『 ー 森の時計はゆっくり時を刻むけど
   人間の時計はどんどん速くなる 聰 』の言葉を思い出して止めた。

これは、北海道のニングルテラスへ行ったときに購入した栞に刻まれていた言葉だ。しかもブルーは手帳を書くとき、「仕事」の色として決めていたのでそれもある。

相棒として、これからも長く使っていきたい。









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