レッテルの話。「ナイト・ドクター」7話感想

どうも月渡です。

初めてドラマの感想を記事に書くのですが、ナイト・ドクターのしかも突然7話からという(笑)

毎週Gyaoの配信で観ておりますが、毎週とてもグッとくるシーン、セリフが一か所はあるのですが、今回は三か所くらいあったので、もう記録に残すしかないと思ってアウトプットを兼ねて書きます。

本当は毎週書きたかった(笑)

でも大体ツイッターでつぶやいてますね。

今回は長くなりそうということで、ついにノート使います。


ナイト・ドクター7話はレッテルの話。

事の始まりは、朝倉たちの合コンから始まる。

ナイトドクターというのは、まだまだ悪いイメージがあるため、高岡は自分と朝倉は看護師だと偽っていた。

が、朝倉はナイトドクターであることをバラすと、相手の男性陣はみんなドン引き。

さらに、急患で入った少女の父親は、夜の医者より昼の医者に診てもらいたいと懇願していた。夜の医者は研修生や若い人ばかりで実績がないという偏見。


それで高岡はひねくれまくる。

「やっぱり人ってさ、肩書や見てくれでふるいにかけられるんだ」「一度ついたレッテルってなかなか剥がれない。たとえ冤罪でも一度捕まった人間はそのあとも一生犯罪者扱いされるみたいな。いくらあがいたところで、長年染みついた夜の病院のイメージがなくなるとは思えない」

本郷はそれに対して「じゃあ諦めるのか?」と問うと沈黙。

「自分たちが変わらない限り、何も変わらない」

本郷はそう言い残し去る。



そして合コン相手だった一人が夜間に不調を訴えてやってきていた。

その人に「大変ですね」と言われてさらにひねくれる高岡。

「ホームレスってだけで嫌悪感を持たれ避けられる。夜働いているってだけで、目の前で一本境界線引かれるんだ」


さらに急患で運ばれて治療を拒んでいた少女の様態が危なくなり、本郷が昼の医者だと嘘をついて治療を進めた。

高岡「嘘までつかなきゃオペできないなんてやってらんない」

それに対して朝倉はちゃんと説明したのか、文句言ってるだけじゃどうにもならないというと、正論を言われイラついた。


昼の医者との対立もすごい。

ホームレスの患者を引き入れてると、昼の医者から偽善者と言われてしまう朝倉。


後日、桜庭がみんなを屋上へ呼び出し集まった。

その時のシーンがとてもよかった。ナイトドクターとして目指すものが明確になってきた深澤、桜庭、高岡。

そして、特に高岡の問いに答えた朝倉の言葉が良かった。

高岡は「このままナイトドクター続けたところで二流のレッテルがなくなるとは思えないし、だれもがやりたがらない仕事のままかもしれない。何も変わらないかもしれないのに不安じゃないのか、いちいち全力で患者と向き合って虚しくないの」と朝倉に問う。

「私は変わったから。4人のイメージが、出会った頃と今じゃガラッと変わった。最初のレッテルを剥がすことができたのは、長い時間一緒に過ごしてみんなの事を知ることができたから。だから私たちの仕事もきっとそう。ちゃんと知ってもらうことで、変えられないものなんてない。」

まっすぐな朝倉の意見が貫いた。


それから、合コンの一人の男性が、カルテで職業を偽ってたことがわかり、保育士を公務員と偽ってた。

その人も、保育士は女性の仕事のイメージが強いからという理由で、気にしていた。

「自分が好きで続けてる仕事なのに隠すなんておかしいですよね」

その言葉に高岡が語りだす。このセリフもよかった。

「私もずっと他人からどう思われるのか、そればっかり気にして生きてきた。ナイトドクターという仕事も他人には到底理解されないと隠し通してきた。

隠してるだけじゃ何も変わらないんですよね。

気が合わないと思っていた人も、どんどん相手を知ってくうちに、今じゃ一番自分の素を出せる相手なんじゃないかって。

私たちの仕事も少しずつでいいから知ってもらうことで、きっとイメージが変わっていくというか、いつか自分の仕事を胸張って言えるようになると良いですよね」

ちょっと高岡の意識もかわってきたかな?


ホームレスの人のシーンもよかった。

このホームレスは、以前朝倉が助けた人だったんですが、

生きてるだけで煙たがれると嘆き、死にたがっていた。

そんな男性に朝倉は、

「あなたが今、何に悩み、世間があなたをどう思うかはわかりません。

でもどうか、堂々と生きてください。私は必ず何度でもあなたを受け入れます。

それが救急医である私の仕事ですから」

男は涙した。


そして昼の医者との対立。

ホームレスの男性の治療について。

昼の医者たちは治療費も払えない人間にはさっさと退院してほしいようで。

けど朝倉は噛みつく。健康にさえなれば働けるし、どんな人生でも歩める、と。

それもきれいごとだと言われても。

でもそれですら、

「確かにきれいごとかもしれません。でもそうありたいと願わない限り、何も叶わないと思います。」

と言い、相手を黙らせた。


セリフを端折ったり脚色してますが、以上です。

この話で分かったのは、レッテルを貼られていても、時間をかけて知ってもらえば、そのレッテルは剥がされていくんだということだ。

朝倉がみんなに抱いていた周りの人たちのイメージ、仕事のイメージ、ホームレスというイメージ。

今回のことで、高岡も少しは意識が変わってきたんじゃないかな。


それではこの辺で。


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