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金色のひよこ

数日前、ついうとうとしてしまった時に夢を見た。

広い草原の中で、私が走り回っている。

自分で自分が見えるはずはないのだけど、走っているのは私。その姿は、金色のひよこ。

まるまるとしていて、ふさふさの毛が生えていて、見るからに元気だ。

ひよこ(私)はすごい勢いで走っている。もう、車よりも速いんじゃないかっていうくらい猛スピード。

ひよこってそんなに早く走れるのかな。よく考えてみると、私は本物のひよこを見たことがないかもしれない。だから、夢の中のひよこはちょっとマンガチックだった。

ひよこ(私)は走りながら、周囲に金色の光をまき散らしている。

その金色は、金とかお金とかのイメージではなくって、雪がとけるみたいに散っては消えていく儚い光。

不思議な夢だったなぁ。
夢の中のひよこみたいに走りながら、まわりに光を放出できたら嬉しいな。

だけど、私に全力疾走する力は残っているのだろうか。

現実の私は成人した息子が2人いるお母さんだから、ひよこなんていう可愛い存在ではなくって「めんどり」の方が合っているかも。

そんな私も、夢の中では小さくって元気いっぱいのひよこだった。

願望なのか、ひよこのように生まれたての無邪気さでいてもいいんだよ、というサインなのか。それはわからないけれど、珍しく起きた後も覚えている夢だった。

初夢は起きた瞬間に忘れてしまったので、この夢を今年の初夢ということにしよう。

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