見出し画像

行動心理学 その17 ストループ効果

こんにちは、こんばんは yumenohi です。

17回目 ストループ効果について。

調べてみましたが、ざっくりと今回は
「色は大事」、ということで私の知能では理解は落ち着きました。

しかし、あらためて少しですが調べて「ほ~なるほど」と思う事がありました。

「マクドナルドのロゴに使用されている赤と黄色は、食欲を刺激する色」、
なるほど、私は黄色でカレー、赤で激辛ヒーハーを連想してしまう。
そういえばこの前マクドナルドの近くにカレー―屋さんのcoco一番さんあったな、まさか、いや偶然? おーそうか~、そうだったのか~。
ただの杞憂でしょうか。

せっかくなので、調べたことを書いてみます。では、

ストループ効果

(ストループこうか、英:Stroop effect)とは、文字意味と文字色のように同時に目にするふたつの情報が干渉しあう現象。1935年に心理学者ジョン・ストループによって報告されたことからこの名で呼ばれる。

例えば、色名を答える質問を行った場合、赤インクで書かれた「あか」の色名を答える場合より、青インクで書かれた「あか」の色名(『あお』)を答える方が時間がかかる事をいう。

また、文字の意味を答える質問を行った場合、赤インクで書かれた「あか」の意味を答える場合より、青インクで書かれた「あか」の意味(『あか』)を答える場合の方が時間がかかる事を逆ストループ効果と呼ぶ[2]
(*Wikipedia参照)

要するに同時に目にする情報が違うと、頭の中がこんがらがって判断するのに少しお時間がかかってしまう。という事でしょうか。

ストループ効果は、私たちが自動的に処理する読み上げと、意図的に行う処理であるインクの色の読み上げが干渉してしまい、反応時間が遅くなる現象のことです。例えば、私たちは「あお」という単語を見た時、自動的に「あお」という言葉を読み上げてしまいます。しかし、「あお」という単語が実際には「あか」の赤いインクで書かれていた場合、私たちは反応に時間がかかってしまいます。この効果は、広告やマーケティングにおいても現れることがあります。例えば、ある商品のパッケージに赤い色を使った場合、私たちは「元気がある印象」を受けるかもしれません。しかし、同じ商品のパッケージに青い色を使った場合、私たちは「クールな印象」を受けるかもしれません。

チラシなどにリンゴを黄色い字で書くと、見た人が混乱しストレスになってしまう。 そりゃそうですね。文字と色の整合性は大切ですね。

ストループ効果は広告やブランドイメージの決定に影響を与えている。

  1. ロゴやブランド名の色選び ロゴやブランド名に特定の色を使用することで、そのブランドや商品のイメージを形成することができます。例えば、レッドブルのロゴに使用されている赤い色は、エネルギッシュで活気がある印象を与えます。また、マクドナルドのロゴに使用されている赤と黄色は、食欲を刺激する色であり、ハンバーガーやポテトフライなどのファストフードのイメージを強くします。

  2. 広告の色選び 広告に使用する色は、商品やサービスのイメージを形成する上で重要な役割を果たします。例えば、スポーツ用品の広告に使用される青い色は、安定感や信頼性を示すことができます。また、化粧品の広告に使用されるピンクの色は、女性らしさや柔らかさを表現することができます。

  3. 商品パッケージの色選び 商品のパッケージに使用する色も、商品のイメージを形成する上で重要です。例えば、ビールの缶や瓶に使用される緑の色は、自然や健康をイメージさせることができます。また、コーヒーの袋に使用される茶色の色は、温かみや落ち着きを表現することができます。

色の選択は、ストループ効果によって商品やブランドのイメージを大きく左右することがわかります。色彩の心理もべつに学ばないといけないですね~。

ストループ効果の派生効果
ストループ効果は別の効果も派生し認知科学や精神医学の分野で広く研究されているそうです。

  1. 認知的柔軟性の低下 ストループ効果が現れると、脳は色と言葉の意味を同時に処理するのが難しくなります。そのため、認知的な柔軟性が低下することがあります。例えば、ストループ課題を行った後に、異なる言葉と色の組み合わせを判断する課題を与えた場合、正確性や反応速度が低下することが報告されています。

  2. 抑制制御の強化 ストループ効果が現れると、脳は正しい答えを選択するために抑制制御を行わなければなりません。このため、ストループ課題を繰り返し行うことで、抑制制御の能力が強化されることがあります。

  3. 認知機能の発達 ストループ課題は、特に子供の認知機能の発達に有効であるとされています。ストループ課題を行うことで、子供は言葉と色を区別する能力を向上させる

  4. 意思決定における影響 ストループ課題を行うことで、被験者は誤った反応を抑制する能力が向上するため、意思決定においてもポジティブな影響を与えることがあります。例えば、ストループ課題を行った後に、食事の選択をする課題を与えた場合、より健康的な選択をする傾向が見られたという研究もあります。

  5. ストレスに対する影響 ストループ課題を行うことで、ストレスに対する耐性が向上することが報告されています。これは、ストループ課題によって抑制制御能力が強化されるためとされています。

  6. 精神疾患における症状改善 ストループ課題は、精神疾患の治療にも応用されています。例えば、うつ病患者に対してストループ課題を行った場合、抑制制御能力が向上し、うつ症状の改善が見られたという報告があります。

以下に、派生効果の主なものを挙げてみます。

  1. 認知的柔軟性の低下

  2. 抑制制御の強化

  3. 認知機能の発達

  4. 意思決定における影響

  5. ストレスに対する影響

  6. 精神疾患における症状改善

  7. ワーキングメモリの容量増大

  8. 情報処理速度の向上

  9. 制御プロセスの最適化

  10. 言語発達における影響

  11. 運動制御の改善

  12. 注意力の向上

  13. 認知バイアスの軽減

  14. パーソナリティ特性の変化

  15. 認知トレーニングの有効性

  16. 自己制御の向上

  17. 創造性の向上

  18. 集団的パフォーマンスの向上

これらの派生効果は、ストループ課題を繰り返し行ったり、他の認知課題と組み合わせたりすることで得られることがあります。ただし、これらの効果が必ずしも全ての人に見られるわけではなく、個人差があることも念頭に置いておく必要があります。

今回は何かのループにはまりそうです。逃げるように終了します。

心理学は奥深いですね。

ちきゅうが平和になりますように。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?