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ペットボトルの水に梅干しひとつ。

こんにちはこんばんは yumenohi です。

かなり昔の話です。
友人二人で夏に山登りに行きました。
山と言っても、
2000メートルくらいの山です。

山の半分くらい登ったところで
足の速い友人とはぐれてしまった。
とにかく速い、走っているんじゃないか
と思うくらい。

ちょっとした崖に足を滑らせ
滑るように落ちてしまった。
数分の出来事、

慌てて戻り追いかけたが、もうすでに見当たらない。
置いてけぼりのようでした。
そして今度は、
どうやら自分が道に迷ってしまった。
夏の山は草木が背を高く茂っています。

山の中で友人探し、笑い話です。

スマホなどない時代
小さな無線機は持っていましたが、
離れると電波が届かない。

たまたま運悪く、
予備の飲み水を友人が持っていました。

私も水筒を持っていましたが、
友人が見つからず、
夕方になってしまった。
そのころ水筒は空っぽ、

登山をあきらめ下山することに、
地図はありましたから落ち着いて
コンパスがあれば、
おおよその場所はわかります。

自分の位置を再確認。

途中、小さな川がありましたが、
川の水はお腹をこわすかもしれないので
飲みません。

のどがカラカラで
のどが焼けるようでした。

山のふもとまで来たところ、
運よく山の整備に来ていたのか、
野草を取りに来ていたのか、
わかりませんが
おばあさんが三人
お茶を飲んで一休みしていました。

美味しそうに熱いお茶をポットに入れ
紙コップで飲んでいました。

そこで、事情を話、
少し飲ませてくれないでしょうか?と
お願いしてみました。

その時、
一本のペットボトルを分けてもらいました。
「これ持ってお行き」と、

三人のおばあさんが、
三人の天使に見えました。

今でもその時の事を忘れません。
その時の、木や草の匂いまで覚えているようです。

ものすごく暑い日でした。

その時のペットボトルを再現すると


これ

です。

水の中に、梅干しひとつ。

水分と塩分のとミネラルの補給が簡単にできる。
昔の人の知恵です。

それ以来、
私も夏には、仕事でしっかり汗をかきますので、

一日に1本はこれを作って持って出かけます。
そのたびに、思い出して感謝しています。

大げさかもしれませんが、
九死に一生とはこのことです。

毎年、この何とも言えない
「うれしい、喜びの感謝」を思い出します。
ありがたいです。

みなさんは、心から嬉しくなる感謝や感激。
どれくらいありますか?

たくさん持っている方は、ホントに「羨ましい」!
と思います。


心から嬉しくなる感謝や感激を
分けてあげられる人間になれたら良いのですが。


そんなこと考えながら、
今日も腕立て伏せチャレンジ46回
朝から嬉しい気持ちでやりました。

あっ、友人とは夜になって無事に再開できました。

今日も一日お気をつけて。
今日も一日、お疲れ様でした。

ちきゅうが平和になりますように。





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