郵便局のバイトをしていた時の話
最初の病院に行ってる時に、唯一面接のとおった郵便局の年末のバイトをしていた。
よほどじゃないと受かるという話だしほとんど高校生だったが、ちらほら主婦の方とかもいた。
まだ人が怖い時期だから一人で行動していたが、他にもそういう人がいたし、基本的にわかりやすい仕事で、人と会話することもそうそう無いので人間関係を気にしない単純作業が好きな私にはピッタリだった。
毎年バイトをしていたので何年目かで郵便局員の人に覚えられてきて優しく話しかけてくれたりした。
話しかけないでくれた方がいいなと思ったり、近くに行ったら話しかけられるのかなと怖かったが、何回かしているとなれてきたのか挨拶を出来るようになったり話すのも少しは怖くなくなってきた気がした。
何回目かの時に郵便局員のお姉さんに高校生じゃない数名が呼び出され、年末以外の日もバイトで郵便物の区分けをしてくれないかと頼まれた。
お金が入るしお仕事も出来ると私は嬉しかった。
年末のと違い車できて駐車してもいいとのことなので母と姉に相談して車を使わせてもらった。
年末の時と違って着替えする場所も教えてもらい個人のロッカーも指定されて、社員みたいだなぁと心の中で喜びました。それと同時に虐められるんじゃないか、年末の時と違って一人でいるとバカにされるんじゃないかと不安でいっぱいでした。
でも毎日怖い思いで行っても、職員さんも一緒に選ばれた人も優しく接してくれました。
むしろ職員さんも前より仲間にみたいに接してくれるし、一緒の人も一緒にお昼を食べたりしても酷く言わないしお菓子をくれたり話の仲間に入れてくれたりしました。
最終日近くに郵便局員のお姉さんが私に話かけてきました。
正式に郵便局の窓口をしないか、面接を受けないかと言われました。
配達物の区分けなら出来るけど、人と話したりシッカリしないといけない郵便局の窓口は絶対無理だと思いました。
でもお姉さんは面接受けるだけでもやってみて、このままずっと仕事しないよりはいいでしょ、頑張りなさいと言われました。
病気のことも当時障害者でもなかったし、毎年来ていて、はたから見ると普通に仕事が出来ているようなのでダラけて仕事をしていないだけと思われていたのかもしれません。
やってみたら出来るようになるのかもしれないし…と心の中で自分に言い聞かせて、面接を受けることにしました。
郵便局の面接当日。
まったく知らないおじさん4、5人と部屋に入れられました。
人も面接も喋るのも怖いけど、それを悟られないように面接をうけました。
と言ってもほとんど一人のおじさんと犬の話をしていました。
トリマーの専門学校に行っていたこともあるので、履歴書を見た犬好きおじさんが犬の話をしてくれたのでした。
結果は勿論ダメでした。
お姉さんは面接を勧めてくれた時に「絶対受かるよ」って言ってくれてたのでガッカリもひとしおでした。
自分はやっぱりダメなんだという気持ちと、お姉さんに申し訳ないという気持ちで押しつぶされそうになり、その後年末のバイトも行けなくなりました。
面接には良い思い出がなく、高校中退した後にはじめて行ったコンビニの面接で「君友達一人もいないでしょ」と何度も言われたことがまだ頭にこびりついています。
面接って受ける側もその会社を知る為の手段だと思うのですが、何故面接する側の方が偉そうなんですかね?
そして面接官が酷い人だったらお客が一人確実に減るし、下手をすると噂になったりする可能性もあると思うのですが。
まあ確実にこいつには友達がいないから大丈夫だと思われていたのでしょうけども。
それはともかく郵便局の件。
最後はつらい気持ちになったけど、なんだかんだバイトの時は皆優しかったし、自分も環境が良かったらお仕事を続けられるんだという少しの自信になったのでした。
そういえばnoteのコメントは課金してないとコメント無しに出来ない仕様なんですね。
何かの設定でコメントしないように出来ていると勝手に思っていました。
でも今のところ怖いコメントがついているわけではないので良かったです。
皆さんいつもありがとうございます。勿論今回はじめて来た方も、読んでくれてありがとうございます。
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