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愛と暴力の因果関係

本当に愛していたら暴力なんて振るわないよ。


と、言われました。


だからそうなのだろうな、と思った。


あの人が言ったのだから。


でもそれを私に言った人はもう私の側にはいてくれなくて、それは全部が悪かった。


私のこの悪い行いが罪だとするなら、私の側から消えてしまうのはきっとそれ相応の罰で。


でも、わたしに暴力をふるう人はまだ側にいてくれてる。


そこで思ったのは、罰の形が違うんじゃないかと。


暴力を振るう人は側から離れてしまわないし、側から離れてしまう人は暴力を振るわないんだ!


わたしは暴力を振るわれてもいいから側にいて欲しくて、それは只の我儘だとわかっているけど。


だから、『愛していたら暴力を振るわない。』は、正しくないのかも知れない。と、思う。


わかるのは、あの人や離れて行く人が暴力を振るわなかった理由が確実に愛からくるものではないこと。


深く関わりたくもない人間に、自らの手を汚して暴力を振るう必要が無いから。


それならば暴力を振るう人は見捨てないでいてくれるからなのか。


でも私は自暴自棄故の加虐衝動こそあれ、愛している人に暴力を振るいたいと日常的には思わないから、愛と暴力に因果関係がないのかも知れない。


きっと愛故の暴力は間違い無くあって、愛故に暴力を振るわないことも間違い無く存在するのだと思う。


私は、側から離れていってしまうのはあまりにも辛くて耐えられなくて、だから暴力振るわれても側にいて欲しいって思う。


一時の暴力は我慢できるけど永遠に続く『その人がいない状態』はあまりにも我慢ならないから。


でも普通に考えて私が悪い事をしなければいいだけかも。ごめん。

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