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読書メモ/ムーミン谷の彗星
著者:トーベ・ヤンソン 訳者:下村隆一
自分できれいだと思うものは、
なんでもぼくのものさ。
その気になれば、世界中でもな
なんでも自分のものにして、
持って帰ろうとすると、
むずかしくなっちゃうんだよ。
ぼくは見るだけにしてるんだ。
そして立ち去るときには、
頭の中へしまっておく。
ぼくはそれで、かばんを持ち歩くよりも、
ずっとたのしいね
持ち物をふやすというのは、
ほんとにおそろしいことですね
人間も、みんなにこわがられるようになると、あんなふうにひとりになってしまうのさ
みんないそがしがって、がさがさしよって。この世界には、どこにも平和がないじゃないか!
もう、すんだのよ。わたしたちはほろびたかもしれないけど、ともかく、すんだのよ
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