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希死念慮に捧ぐ詩

青、蒼、碧

なにとも断定しえない あお が

部屋を満たしていき

朝が世界を創りはじめ

私はただ

絞首台を見つめることしか出来ず

白、


白くなっていく焦げくさい部屋を

あとにできるとしたら

その先に見える地獄ですら

桃源郷として

健やかに

安らかに

受け入れていたいと

願うことは

傲慢だろうか

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