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noteって、年齢によって利用の仕方に違いがみられるようだ。


毎日noteを眺めていると、なんとなく世代間での違いがあることに気がついた。

仕事の紹介とか、クリエイティブな作品の披露でなく、極めてプライベートな内面のテーマでの投稿における傾向を比較してみた。

若い人の場合、仕事や人間関係で悩んでいるケースが多い  。
診療内科通いをしている、あるいはカウンセラー通いを打ち明けるものが数多く見られる。中にはリストカッターの常習者もちらほら。厳しい社会の荒波に揺れ動く、青年期特有の傷つきやすく脆い心のありようが、生々しく伝わってくる。


それに比べて、ご年配の投稿は日常のハッピーぶりを披露するケースがほとんど。
ネガティブな要素はほとんど見られない。

この両者の差は一体なんだろうと、ふと考えた。

それでは実際に中高年世代はそんなに幸せなのだろうか?
   それとも、不幸な気分の人達は単にnoteに投稿するという行動にすら気力を失っているからなのだろうか?

特に女性は、いわゆる更年期に入るとテストステロンが増大しだすため、医学的にこの男性ホルモンの働きで元気になることも事実だ。
かたや男性はといえば、団塊世代の会社員生活で、まじめに仕事ををまっとうすれば基本的によしとする習性が身についているように思う。
その延長で、定年後も こんなもんだろうと、あえてリスクのあるような夢を持つこともなく、日々を割り切ってエンジョイいるのかもしれない。

その点、若者は、入社後数十年続く長い長い道程へのさまざまな不安で押しつぶされそうになっているのだろうか。

要するに、彼らは自由を大幅に制限された仕事人生において、今後を真剣に考えなくてはいけない立場なわけです。したがって今現在のつらさを、簡単に逃げ出せないという追い詰められた立場にあるという現実も確かに想像できる。

かたや、残り少ない未来だから、深刻に考えてもそうそう変わるもんでもないとあきらめれば、年金だけでものんびり暮らせそうという身分。

その辺りの“さきゆき事情“の違いが、今の心境を吐き出すnote に現れているのでしょうか。

noteは他のSNSにありがちな、見栄を張ったり、無理をしたりの演出要素はほとんど感じられない。それゆえにかなり本音を聞くことができていると思う。
したがって、やらせがよく問題になるテレビや雑誌などのメディアより、はるかに我が身の生き方のヒントになることも多いと感じている。







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