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結婚、するとしないの違い

‥‥それは人間の本質を知る機会のあるなし


来る日も来る日も顔を付き合わせていると、いやが上にも人間というものの本質をまざまざと見せつけられる。
これは結婚という形態をとるか同棲だけで終わるかでもかなり違う。
よく耳にするのは、長年同棲していて結婚した途端すぐ別れてしまうパターン。ここに本質がひそんでいるのかもしれない。

例えば同棲だと、まだまだ取り繕(つくろ)う、とりすましているという部分が残る。しかし女性の場合、結婚という身分保障を手にいれたとたん、本性がむき出しになる。もちろん収入のバランス次第で男女逆になるんだけど。


したがって、単に付き合うだけの関係だけで、結婚の経験がないうちは、異性に対して幻想を抱いたままの人生となる。
もしかして異性のみならず、人間というものの“業(ごう)”を目の当たりにする機会を得られないという、かなり決定的と言える差となる。

しかしこの相手の本性を知ることが、果たして良いことなのかそうでないのかはわからない。
ある年配の友人は独身生活を満喫しており、そのマイナス面をあまり感じさせない。これはこれでいたって幸せなことである。
夫婦生活に疲れ果てている私としては、むしろ彼をうらやましくさえ思う。

あえてその人間の業に触れることは、別に人生で必要ないのかもしれない。
いってみれば、あらゆることは正反対な側面を併せ持っていても、そのものごとの片方しか体験できない我々としては、永久に答えを得られないのでしょう。

したがって、現在の境遇はどちらにしても、自分に与えられた運命として感謝するのみというのが私なりの結論です。

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