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2023 旅日記 北海道編 7

今日は、終日この町で過ごす最後の日。
なのに目覚めたのは11:30。
こんなダラダラ寝てたのも久しぶり。

準備をして、先輩の課題であるフォーマットの書類作りに手をつける。
これも残り半分。一体何時間かかるだろうか。

昼ごはんを食べたら先輩の課題を一度置いて、就活の適性検査を受けた。
驚くほど、数学の問題ができなくて半分諦めた気分。
なんだこれ、なぞなぞ?
嘘ついてる犯人を当てたり、パーティーに来ている女性の数を当てたり...
焦ると全然解ける気がしなくて、脳が冷静に考えようとしてくれない。
あとからメモを見返せば、解ける問題ばかり。
私はスピード感を伴うものがどうしても苦手みたいだ。

終わって、息抜きにギターを弾く。
昨日諦めたチューニングを戻し、まずは簡単な「ルージュの伝言」
次はお父さんの楽譜を引き抜き、スピッツの「チェリー」
YouTubeで見た記憶を頼りに、「丸の内サディスティック」
指先の皮が固くなるこの感じ、久しぶりだなぁ。

ギターを引き終わったら、お洗濯が終わった音がした。
ご近所のコインランドリーに乾燥をかけに行く。
車に洗濯物を積み込んで、運転席に乗り込んだ。
私は今月の頭に免許を取ったばかりの超初心者ドライバー。
帰省してから、かなり運転させてもらった。
群馬と違ってこの町は道も広くて運転しやすい。
駐車がまだ苦手だけどね。

家に帰ってきてからは愛犬の散歩。
肌寒いので、お父さんのジャンパーを羽織って出かけた。
近所の公園を軽くまわって家に帰る。
カップルらしき二人が道端で話し込んでいたので、邪魔しないよう今日は少し遠回りルート。

愛犬が電柱の匂いを熱心に確認している最中、私はぼーっと住宅街を眺めていた。
住宅街っていいな。
夕方の住宅街は、歩いてると匂いがころころと変わる。
誰かのお洗濯物の匂い。
お夕飯のお味噌汁の匂い。
無機質に見えるシンプルな建物の中にも、ちゃんと人の営みがあることを感じさせる。

明日、一度この町を離れる。
次に戻ってくるのは10日後。

ベトナムにカンボジア、3日間続く先生の研究補助バイト。
それを全て終えた後、どんな気持ちで私はこの場に戻ってくるだろうか。実家やふるさとの町はとても好きなんだけれど、なんだかちょっぴり怖いなぁ。

今の感情を上手く言葉にできない。
映画館に行って、その映画がすごくいいクライマックスを迎えた後、そろそろエンドロールが始まっちゃう予感を感じている時のような。
あーおわっちゃうんだな。やだな。って感覚。
ついでに、この後どうしようかなーって感じ。
感情というのは、やっぱり既存の言葉で表せないくらい複雑なものだ。

今日は本も読んでいなければ、お勉強したことも特にないので短いけれどここまで。

お付き合い頂き、ありがとうございます。
明日から始まる私の、本当に最後の夏休み記録をどうぞお楽しみに。

それでは皆さん、おやすみなさい。

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