見出し画像

2023 旅日記 島修行編 3

今日は初出勤。7:30に支度してお宿へ。
はじめの仕事は朝ご飯の準備。
私は旅館で働いていたことがあるので、こういうところのシステムはなんとなくわかる。
料理をコンテナであげて、お客さんが来る前に並べる。
お料理はお魚や海藻など、海の幸たっぷり。
朝ご飯も楽しみだな。ここのお宿は朝ご飯の時間がみんな同じで8時。
お客さんがご飯を食べ終わったらお片付けを始める。

片付けががほぼ終わり、テーブルを拭いていたら、お姉さんが朝ご飯をもってきてくれた。
ご飯にお味噌汁にたまご、サラダとお魚。
朝から豪華で幸せ。でも、なるべく早くお仕事に戻るため次々と口に運ぶ。
私は食べるのが遅くて、テキパキご飯を食べようと口に運んでいたら顎が痛くなった。
この感じ、働きに来てるって感じ…とこんなところでしみじみする。

食べ終わったらお掃除開始。
正直、お掃除は得意なわけじゃないけれど、実は結構好き。
普通にお客さんとしてお宿に泊まったら1つの部屋しか見られないけど、仕事だと掃除では入れるから当たり前にいろんなお部屋が見られる。
どのお部屋も最高にキレイな海がみえて、テンションが上がる。
それに、自分の手で部屋が少しずつ綺麗になっていくのが嬉しい。
お部屋を一生懸命掃除して、汗一杯かいて、ふとした瞬間窓の外を見ると絶景。汗だくの自分に青い海と深緑の丘。海に線を引く堤防。この一瞬がとても好き。

午前中のお仕事が終わるとき、女将さんにダメ元でドライヤーが余ってないか聞いてみた。
すると、小さいのでも良い?と小径ピストルみたいなドライヤーを手渡ししてくれた。
初めて見る小ささ。ハンディファンより小さい。電源入れるとなんかちょっと焦げ臭いけど、ありがとう女将さん。

一度退勤して、16:00に再出勤。次は夕食のお仕事がある。
お仕事は朝と同じような感じで簡単。お料理を並べて、飲みの物のオーダーが入ったらお出しするだけ。夜のお料理はさらに豪華でおいしそうだった。お魚の煮物に貝、お刺身…海鮮の魅力がたっぷり。余り物は夕食で少し分けてもらった。

お仕事終わりのご飯は、それはそれは豪華だった。
ご飯、きんぴら、なすのおかず、シチュー、冷や奴、焼きそば、お刺身、スイカ、トッポギ、揚げ物煮物3品ずつ。多すぎ美味しすぎ!
旅館のまかないは本当に絶品。

このお仕事をしてて面白いと思うのが、やっぱりお客さん。
見た目がいかつくても、お部屋の清掃に入ったら部屋がとてもキレイだったり、礼儀正しかったり、当たり前のことだけど、本当に人は見た目によらない。
一昨年はインターン期間中に芸能人が泊まりに来たこともあったが、禁煙の部屋にタバコのゴミが置いてあったときは、それはがっかりしたものだった。
逆に、実際にあったときの対応でファンになることもある。

先生に送る日記をポチポチと打ち込み、小径ピストルサイズのドライヤーで前髪だけ乾かして、今日はおしまい。
明日はもっと頑張れますように。

▶︎4日目はこちら

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?