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2023 旅日記 島修行編 2

朝、大型船の放送で目が覚める。
ここから、ジェット船に乗り換え。昨日デッキに立って潮風に煽られ続けていたせいで、髪の毛はキシキシ。

荷物をまとめて、船をおり、ジェット船に乗り換え。私は乗り物酔いしにくい方だけど、ジェット船はかなり揺れて驚いた。
まるで遊園地のアトラクションみたいに、ふわふわと上下に揺れる。船酔いしやすい人は、この時間がさぞ辛いことだろう。
もし旅程に船での移動があるなら、酔い止めは確実に買って行きましょう。

港の目の前は大きい山。すごい景色、絶景だと思った。
船を降りると送迎の人達がいっぱい立ってて、私は自分が働く宿の名前が入ったものを持った人を探した。
持っていたのは少し強面なお父さん。声をかけ、早速送迎バスに乗り込んだ。宿は降りた港から少し離れた場所にあって、送迎バスは急な坂道をうねりながら進んでいく。
今日は晴れていて、景色がとても綺麗。海が青かった。

宿は高台にあって、海と堤防が綺麗に見えた。着いてすぐ、お部屋に案内してもらう。
私が住むのはお宿のすぐ隣にある階段の上の建物。
なんともジブリっぽい。ジブリと言っても、千と千尋みたいな感じではなくて、アリエッティとか、思い出のマーニー的な雰囲気。
少し懐かしさを感じる白壁で丸屋根のお家。
階段を上がったところにあるって言うのもなんだかロマンチック。
階段から見える海と港が綺麗。

今日の夜はお仕事無し。
お昼からバイトのオンライン面接があるから。これは先生のお手伝いバイト。
面接をぱぱっと終わらせて、私は買い出しすべく街に出向いた。

ここは島なのに山があるから、街並みは坂だらけ。道も狭くて、一方通行が多いから原付に乗ってる人がめちゃめちゃ多い。島で原付乗り回してたら気持ちいいだろうな。

暑さにうだりながら、よたよたと商店を見つけて、中に入る。今回のインターンは昼ごはんだけ出ないので、お手軽カップ麺をいくつかカゴに入れる。冷蔵コーナーには串に刺さったパインがあった!よみうりランド以外で売ってるのを初めてみたので1本買った。

パインをかじりながら坂を下る。女将さんから連絡がきて、どうやら夕食を用意してくれてるみたい。
夕食はお刺身とご飯、お味噌汁に冷奴だった。宿は家族経営で、リビングは子ども達や親戚の方々で一杯なので、私は厨房でご飯を食べる。送迎の強面お父さんが厨房にふらっと現れる。お酒を飲みながらタバコを吸ってて、私はそれにややビビりながらご飯を食べる。
怖いけど、お刺身を切ってくれたのはお父さん。美味しかった。ご馳走様でした。

ご飯は美味しいし、海や丘が見えるロケーションは最高だけど、この寮にはドライヤーがないのがちょっと苦しい。こういうことを想定して髪を切ったけど、セミロングくらいはあるので自然乾燥だと時間がかかってしまう。
明日女将さんに聞いてみよう。

明日からはお仕事が始まる。
目標は、お宿を乗っ取れるくらい仕事を覚えることと、手際よくたくさん仕事をして、お宿の人に楽をさせてあげること。
正直不安な気持ちはいっぱいだけど、明日から頑張る!

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