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2023 旅日記 カンボジア編 1

おはよう。朝6:30。
昨日は楽しみにしていた恋バナも忘れて、まるで沼に沈んでいくかのように眠ってしまった。
外を見る。今日は晴れてるみたい。
7:00になったら同室の子と朝食に向かう。

8種類から選べる朝食。
軽く済ませたい私はパンケーキプレートにした。
4切れのパンケーキにフルーツの乗ったお皿が運ばれてくる。
チョコレートソースをつけていただきます。

後から来たハナちゃんも同じパンケーキプレートを頼んだが、なぜか彼女にはフルーツが出なかった。
なんか私のフルーツ来ないんだけど〜!

朝食後はハナちゃんとプールに向かった。
水が気持ちいい。
少し涼しい朝だから体がひんやりする。
男子が起きてきて、プール際で朝食をとっている。

私は平泳ぎができない。
小学校までしか水泳の授業がなかった。
そもそも、道東の田舎に屋外プールなんて無いんだから。
遠泳とか、やんなかったの?って聞かれるけれど、あの海で遠泳なんてやったらと考えると恐ろしい。

身支度をしてチェックアウトしたら、バスに乗って次はコンポントムへ。
コンポントムには、カンボジアの子供たちが働きながらビジネスを学び、自立を目指す施設がある。
今回のコンポントムでのツアーは、そこの生徒が主に添乗員のような役割をしてくれる。
今日はその施設で昼食をとる。

着いてすぐ入口にレストランはあった。
犬が2匹。1匹がしっぽを振りながら近づいてくる。かわいい。
かわいいけど、もう1匹の犬と後ろ足同士が絡まっている?
1匹が近づいてくると、それに引きずられるように、おしりを引っ張られてもう1匹もついてくる。
え、何が絡まっているんだろう...。

私は少し心配になったけれど、2匹の犬のおしりに見える生々しげな連結部がちらりと見えたとき、スっと理解した。

到着直後から飛ばしすぎだと思うが、とりあえず昼食をいただこう。
レストランの席に座って食事をしていると、犬たちはどんどん集まってきた。
犬パラダイスのレストラン。
中には子犬もいる。どの犬が産んだのか、名前すらよくわかっていない。

この辺の犬は日本違って体つきがたくましい気がする。
だけど、みんな撫でても噛まない。
ハッハッと舌を出しながら可愛らしくこっちを見るだけ。愛想がいい。
だけどよそ犬が入口を覗いた時は、数匹で吠えながら追い払いに行く。たくましいね。

食事を終えたあと、アクティビティに参加した。
施設内の案内や、子供たちが行っているお仕事の手伝いをさせてもらう。
男子は4人は屋根の修理。
女子は7人いるので、カシューナッツバターを作るチームとバナナチップを作るチームに別れた。

私たち3人バナナチップチームは、添乗員の学生の一人、ユエに連れられて移動した。
頭に青いシャワーキャップのようなものを被って髪をまとめ、気分は給食センターのおばちゃん。
ダンスの得意なまっしーがバナナをスライスし、フィジー留学へ行っていたサヤがバナナを揚げる。
私は揚げられたバナナチップにコンソメのような粉末をふりかけてあえる。


バナナチップチームで働いていたのは、13歳前後の女の子たちだった。
簡単な英語でコミュニケーションをとり、盛り上がる。
私たち3人は割とテンションが高かったので、子供たちとすぐ打ち解けて、仕事終わりに写真を撮った。
ここの子供たちは人懐っこくて、距離が近くてかわいい。

仕事が終わって外に出る。
ハナちゃんは、施設で飼っているニワトリを追いかけまわして目に虫が入った。
目の痛みに苦しみながらも、通訳アプリで子供たちに

「すみません、バチが当たりました。」

と言った。何故か拍手が上がった。

夕方からはパフォーマンスディナーがあり、施設の生徒たちが伝統的なダンスを披露してくれた。
私たちはそのお礼を、ダンスでお返しする。
着替えるのはキツキツの制服スカート。
私たちは練習の成果を発揮して、あざとさたっぷりの「可愛くてごめん」を披露した。
どうやら受けは良かったようで、時折絶叫とも言える歓声が上がるほど、ステージは盛り上がった。

子供たちと盛り上がったあとは、ホテルに戻る。
今回のホテルもプールが付いており、たくさん汗をかいたせいか、私たちはほとんど全員プールに集合していた。
優雅なプールでハナちゃんと男子はガチ水泳レースを始めた。
ハナちゃんの平泳ぎは、かなりのスピードだ。

汗も流して疲れきった私はベッドに横になる。
全く、日本で過ごす一日と同じ時間が流れているとは思えない。
明日はついに村へ移動だ。
一体どんな村なんだろう。今のところ食事や寝床など、全く問題は無いが、村でも適応できるだろうか。
少しの心配はあったが、今日もまた気絶するかのように眠った。
明日も頑張れるように応援していてくださいね。
おやすみなさい。

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