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AO入試でどんな対策を実際にしたのか?パート3

夢北進学館でのAO入試の対策事例を

お伝えしていきたいと思います。

いったいどんな対策をしたのか?

知りたいところだと思います。

今回は

3つの柱のうちの

「自己分析」に関わるパートです。

二人の会話体でお送りしますよ。


『彼はどうやって
アピールポイントを見つけたのか?』

か:佐藤一臣
さ:佐藤智美

~・~・~・~・~・~・~・~・~

か:
自分にはアピールポイントがない
って、悩んでいた生徒がいたね。
どうやって
自分のアピールポイントに
気づいていったの?

さ:
まずは、
過去の体験を洗い出してもらいました。
彼は、部活動も途中でやめていたし
委員会活動や学校の行事にも
積極的に参加しているわけでも
なかった。
そこで
じゃあ、毎日なにやってるの?って
学校外でやっていることも
洗い出してもらったんだよね。

か:
なるほど。
学校内での活動だけではなくて
学校外での自分の趣味や活動も
棚卸ししたんだね。
そこにアピールポイントがあったの?

さ:
それがあったんだよ!
彼は
本をよく読んでいるみたいだったので
実際にどのくらいの本を読んだのか
数を出してもらったの。

そしたらなんと!
高校の2年間で小説を
200冊以上読んでいたことが
わかったんだ。

か:
200冊!それは凄い。

さ:
そう。凄いよね!
さらに凄いのが
これから流行る小説のジャンルは
これだとか
この作家にはこんな特徴があるとか
この小説のキャラクターはこんなだとか
語る語る(笑

か:
それって凄いよ。
自分なりに小説の分析をしてるって
ことだよね。

さ:
そうなんだよ。
これだけの数をこなしてるってことは
それだけ
好きでやっているってことだよね。
だから自然と
質も備わっていく。

か:
このことって
彼は凄いことだと自分で
気づいてなかったのかな?

さ:
自分が
こんなに多くの小説を
読んでいることすら
気づいていなかった。

か:
冊数を出してみて
はじめて気づいた?

さ:
そう。
自分にこんなに
分析力が身についていることも
自覚がなかったみたい。

か:
そうなんだ!?

さ:
多くの人が勘違いするのは
ここなんだ。
自分が普通にやっていること
だから、たいしたことない
と思っちゃってるんだよね。

か:
自分にとっては
凄くもなんともない
ごく当たり前のこと
って思っちゃうんだ?

さ:
そうなんだよね。
その当たり前の中に
自分の個性やアピールポイントが
隠れていることに気づかない。
というのは、よくある話なんだ。

だから
自分の体験をすべて洗い出すときには
「こんなことたいした話じゃない」
「アピールできるようなことじゃない」
とか思わずに
とにかく全部書き出してみる。

で、
数字で出せるものは数字で出してみる。
そうすると
「え!?意外と凄くない?」って
自分でも思うようなものが
見つかったりするんだよね。

か:
そうか、数値化すると
客観的に見ることが出来るんだね。

さ:
うん。それもよくあることだね。

あと
棚卸ししたものを
人に見てもらったり
聞いてもらうのもいいと思う。
自分では気づかない
自分の凄いところに
他人は気づく。
っていうのも、よくある話。

か:
そうか。なるほどねー。
それで彼は
自分のアピールポイントを
どう考えたのかな?

さ:
一言で言うと
自分なりに
小説を分析できる力を持ってます。
ということかな。
これは、他の人はなかなか持っていない
彼の大きなアピールポイントだよね。

~・~・~・~・~・~・~・~・~

《大切なこと》

当たり前の中に
個性やアピールポイントは
隠されている。

数多くしてきたことや
長い時間をかけてきたものは
質に転換している可能性が高いので、
そこを重点的に棚卸しする。

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