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【読書記録】ページをめくる手が止まらない。『神の子』薬丸岳

みなさん、こんにちは。mimosaです。
かなり忘れっぽい人間で、読んだ本の記録しておきたいな、と思いnoteを始めてみました。感想を聞かれても忘れて答えられないことが多い…
そんなときは自分のnoteを見返すことにします。

ネタバレになることもあるかもしれませんので、まだ読む前の方は注意しながら読んでくださいね。

今回はここ数年ずっとはまっている、薬丸岳先生の作品です。

『神の子』薬丸岳 光文社文庫


あらすじ

少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録した町田博史。戸籍すら持たぬ数奇な境遇の中、他人を顧みず、己の頭脳だけを頼りに生きてきた。そして、収容された少年たちと決行した脱走事件の結末は、予想だにしなかった日々を彼にもたらすこととなる――。一方、闇社会に潜み、自らの手を汚さずに犯罪を重ねる男・室井は、不穏な思惑の下、町田を執拗に追い求めていた。

Amazonより

感想

面白すぎです。読み応えが半端ないです。
上巻の途中で、すでにすごい満足感。「え、まだ半分?」と思ったほど。
時間があるなら目の疲労を気にせず、一気に読みたい。
上下巻あるなんて、幸せです。「終わらないで終わらないで」と思いながら、どんどん読み進めてしまいました(後悔)

18年間戸籍がなく生きてきた主人公、町田。
天才的な頭脳の人、ってなんか憧れありますよね。
きっと黒幕の室井も、そんな町田を手に入れたい、でも嫉妬のような感情もあったのでしょうね。

なんか影のある人って惹かれてしまいます。
町田の周りには、いつしか町田のことを想う人が増えていきます。
それは町田が不器用ながらにも、誰かのためにしてきた行動が
周りを変えていったのでしょうね。

町田が心から笑える日が来るのか。
最後まで気になり、読み進める手を止められません。

薬丸岳先生の作品は大好きです。
『天使のナイフ』『友罪』『誓約』『罪の境界』『告解』『虚夢』…
暗く重い、シリアスなテーマが多く、社会派ミステリーと言われることもありますが、ミステリーというには軽すぎるような重たい作品ばかり。
何度も何度も、読み返したい作品ばかりです。

ぜひぜひ読んでみてください☆彡

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^-^*)

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作品紹介


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