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グリムス202103 2Q上方修正・決算〜今後は?

3150グリムス、10月26日に2Qの上方修正、31日には2Qの決算発表、さらには11月16日には東証1部に上場承認されました。2Qのみの上方修正は控えめです。進捗率は70.9%なので、通期も上方修正の期待が高まります。

事業内容と魅力度

事業内容は、企業や個人への電気料金削減提案です。EMS(エネルギーマネジメントシステム)、「電子ブレーカー」などの基本料金を下げるために開発された商品の販売、LED照明などの省エネ設備、太陽光パネルや蓄電池の販売、電力の小売販売しています。自社の太陽光発電による売電収入や、電力取次手数料とリプレイス手数料のストック収入が魅力です。今期はコロナの影響と7月の梅雨の長引きで電力需要減少と調達価格低下で前年比プラス65.0%利益率が向上しました。小売事業の売上も30.4%と大きく伸びているのは、グリムスとの契約に切り替えることで企業の電気料金が削減されることから引き続き需要があるのかなと想像しています。

「卒FIT」も魅力

ストック収入の他に、今後も期待できそうなのは、太陽光発電の「卒FIT案件増加」です。「卒FIT」とは、太陽光の余剰電力の固定価格買取制度(FIT)の期間が満了した太陽光発電のことです。この「FIT」は2009年から実施されていて、住宅用の買取期間は10年で終了するので、今後順次増えていくのです。卒FIT後は、さまざまな電力会社に買い取りを依頼することもできますが、グリムスが販売する蓄電池を購入して家庭内で電気を使用することも可能です。ですから、今後も期待できるのではと考えています。

財務も利益率も問題ないです。今は、菅首相が掲げる「2050年までに温室効果ガス実質ゼロの実現」によって株価が急騰しているので、しばらくウォッチです。

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