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今すぐできる!含み益が幻にならないための売却のタイミング6選

こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。
株式投資をしていて、含み益が出るとうれしいですよね。でも、その含み益も、株価が下落してしまい、利益が取れなかった、または思ったような利益が取れないかった…という経験をしたことはありませんか?せっかくの含み益をしっかり確保するための売りタイミングについて6つのポイントをご紹介します。

①目標株価に達したら

目標株価に達したら売るなんてまだ上昇トレンドだったらもったいないじゃないと言う声も聞こえてきそうですが、特に初心者の方であれば成功体験も積むために、まずは20%程度で一部利益確定し、一部は保有を継続すると言う方法もあります。20%含み益が出ていれば、調整も入り、また含み益が10%程度まで減ってしまうことがあるからです。目標株価に達したら、売却と言うのは必ずしもではありませんが、これはご自身の経験値に応じて取り入れてみてくださいね。

②トレーリングストップを利用する

トレーニングストップとは、株価の上昇に応じてストップ注文(逆指値注文)の価格を切り上げていく売買方法のことです。

例えば、株価1000円で買って、損切りの株価を10%マイナスの900円としたら、900円で逆指値注文を入れておきます。株価が1100円上昇したら、次は逆指値注文を買値の1000円に入れます。さらに株価が1200円になったら、逆指値注文を1100円に切り上げます。このように、段階的に逆指値注文を切り上げることで利益を確保すると言う取引方法です。

デメリットは、思わぬところで売却になってしまい、思ったより利益が取れなくなってしまうケースです。ただ当初の損切り株価の設定にしておいたままでしていると、せっかくの含み益が含み損で売却となってしまうこともあります。リスク管理としてもトレーニングストップはおススメです。私もこのトレーニングストップを採用しています。もし思わぬところで売却されてしまい、まだ上値余地がある場合は買い直しをしています。

以下のケースはよくあるチャートの売りサインについてです。
このようなチャートが出現したときは売却し、利益をしっかり確保しましょう。

③上昇が続いた後の3空(くう)が出たとき

窓をあけて(ロウソク足の間に空間がある)3連続くらい上昇したあとに下落するパターンです。




画像は、プログリット(9560)の日足チャートです。勢いよく上昇しているところ(上の青い矢印)が3空です。そのあと、2日連続ストップ安、その翌日も出来高を伴って大きく下落しトレンドが終了しました。

この場合の売りタイミングは、できれば3空の途中で、それを逃したら、翌日になります。

④上昇が続いたあと高値圏で出来高を伴った大きな下落があったとき



画像は、OATアグリオ(4979)の日足チャートです。出来高を伴って一気に上昇したあと、(青い矢印)出来高を伴って大きな陰線で下落しています。(赤い矢印)その後下落トレンドに転換しています。

この場合の売りポイントは、

・過熱感に気づいたときに売却
・大陰線の日(上の赤矢印)
・水色の5日移動平均線割れ(赤丸)
・5日線と25日線のデットクロス(赤丸)

のあたりが売りポイントです。早いほどいいです。

⑤25日移動平均生かい離率が50%以上になったとき


画像は、先ほどのプログリットの日足チャートです。3空の最終日時点で25日移動平均線かい離率※が70.9%となっています。これは相当な加熱感が出ていることを表しています。50%を売りポイントの目処に一部でも売却するとよいでしょう。

※移動平均線かい離率は、現在値が移動平均線とどれくらい離れているかを見る指標です。

⑥高値圏でのダブルトップ形成

上昇トレンドが続いたあと、一度下落し戻ったときに前回の高値を超えられないでM字型になるチャートをダブルトップといいます。ダブルトップが出現したあとも下落トレンドになることが多いです。


画像は、セルム(7367)の週足チャートです。2回の高値をつけたあと大きく下落に転じています。このチャートのパターンをダブルトップといいます。

売りタイミングは、大きく下落して、水色の13週移動平均線も割れたところです。

まとめ

今回は、利益確定のときの売りタイミングについて解説しました。人間の本能通りに取引をしていると、損失は大きく利益は少なくなってしまうのが投資の世界です。利益確定はなるべく最大限にするヒントとしてお伝えしましたが、株価の天井で売却するとうのは、株価予想は誰にもできないので、天井で売ることにはこだわらないようにしてくださいね。売りのタイミングは買いタイミングより難しいと言われていますが、本当にその通りだなと実感しています。経験を重ねて色々なパターンを見て、ご自身の取引の振り返りをすることが大切です。

この記事は、有料メールマガジンfoomiiの記事から抜粋したものです。
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