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これで解決!PBRとPERの違い 投資スタイルによる使い分けも解説

こんにちは、株好きFPのかたやま りえです。

東証のPBR1倍割れ企業に対する改善要望が出てから1年ほど経ったでしょうか?
実は私は、最近YouTubeもアップしているのですが、PBRとPERの違いの解説動画をあげたら、他の動画より再生回数が大幅に増えました。それだけ多くの方が知りたい内容だったのだなと感じました。

今日は、noteなので文章でPBRとPERの違いを解説します。理解が進めばうれしいです。

PBRとは?

PBRとは、株価純資産倍率のことで、

「株価÷1株当たり純資産」で

求めることができます。

PBRが1倍だと、現在の市場の株価は会社の純資産と同じ価値を持っている、ということになります。「純資産」とは、会社の総資産から負債を引いた資産のことです。これは株主の資産でもあります。

PBRが1倍を下回る場合、会社が解散し純資産を現金化したら、投資した金額以上の価値が戻ってくることを意味します。例えば、株価が900円、1株当たり純資産が1000円の場合、PBRは0.9倍です。この会社の株を100株保有していれば、解散時には100,000円が戻ってくることになります。

PERとは?

PERは、株価収益率のことで企業の株価が、

「株価÷1株当たり純利益」

で求めることができます。企業の株価が1株当たり当期純利益の何倍で評価されているかを表し、成長度合いや業種にもよりますが、15倍が標準です。

例えば、株価1000円で、1株あたり純利益が100円であれば、PERは10倍です。この会社が毎年10%程度成長すると考えられるような企業であれば、5年で利益は約1.5倍になります。そうであれば、PER15倍の1500円くらいまで株価が評価される可能性があると考えて、1000円で買って1500円で売却するという戦略をとることができます。

PBRは資産に対して、PERは利益に対して割安か?

PBRもPERも、株価に対してどのくらい割安であるかというのは共通していますね。ただ、評価軸が違うということです。PBRは企業の今の資産面に対して、PERは(これからの)利益に対してどれだけ割安であるかということです。
私自身は、成長しそうな企業に投資するというスタンスです。なので、選ぶ銘柄がPBR1倍を割れていることはまずありませんので、PBRを使って投資することはありません。投資スタイルによって使うケースと使わないケースがあるということになります。

まとめ


PBRは株価純資産倍率、PERは株価収益率のことで、株価の割安度合を判断する指標ですが、PBRは資産面で、PERは収益面で割安かどうか判断する指標です。投資スタイルによって使うケースと使わないケースがあります。

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