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どう活かす?四季報の株主の欄の読み方

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こんにちは、株好きFPのりえです。

先日、会社四季報の株主欄を見た友人から

「日本政策投資銀行や保険会社が株主とはどういう状況なの?」

と聞かれました。

TSIホールディングスは、再建中なので、日本政策投資銀行は、資本・業務提携契約をして、資金提供をしています。その他の銀行や生保は、おそらく長年のお付き合いかと思われます。銀行は借入れしてくれれば、安定した金利収入が入ってきますのでお互いwinwinの関係になるからです。

でも、このような株主構成の会社は、投資先という観点からはいい状況ではありません。いわゆる社長も雇われ社長です。

いい銘柄を見つけるための株主欄の見方

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では、よい投資先か判断するには、どういうところをチェックすればいいのでしょうか?私は、主に2つチェックしています。

1.オーナー社長であるか?

上のTOKYO BASEの株主欄を見ると代表取締役の谷氏が大株主になっています。つまり、創業者がずっと株を保有しているということですから、経営も意識している方が多いでしょう。株価が下がれば、自分の資産も下がるわけです。

もちろん、雇われ社長は投資先としてダメというわけではありません(優秀、有名な方もたくさんいます!)が、オーナー社長ということは、自分で立ち上げた会社ですから、相当な思い入れはあるはずです。株価を気にしたり、会計の知識も持っている可能性は高いです。

2.外国人の保有があるか?

2つ目は外国人が保有しているかです。TOKYO BASEは、12.8%が外国人が保有しています。実は、日本株式市場の売買代金シェアのおよそ6~7割を外国人投資家が占めています。ですから、外国人の動向は重要です。特に前回の四季報と比べてこの比率が増えているときは、外国人投資家が注目し始めた証拠ですから、投資対象として魅力がある可能性が高いです。

投資判断の情報はたくさんある!

創業者社長が大株主であることや、海外投資家の比率が高いというだけで投資対象にはしないでくださいね。あくまでも、投資判断のひとつです。投資判断をするには、業績や割安度など、たくさんの情報から判断する必要があります。判断材料のひとつにしてくださいね。

・オーナー社長は、会社に対して思い入れがある

・海外投資家の株主比率を見る(前回の四季報より増えていると〇)

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