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"自分の過去"を見つめ直すということ

私たち大学4年生は、就職活動と同時に「卒業論文」についても考えなければならない。

卒業論文と聞けば、様々な書籍や資料の中から、
自分が研究しているものの材料を集め
自分の意見や考えを交えながら、20,000字程度で
まとめる。ものであると認識していた。

しかし、先日ゼミの先生に提案されたのは
『自己省察』という選択肢だ。

これは、卒業論文の研究をする上で、
題材を『大学生』とか『子ども』とか
おぼろげなものでは無く『自分自身』にすることである。

過去、自分はこういうことがあって、こういう子どもだった。だから、今こうなっている。それは何故なのか。

簡単に言えばこんな感じだ。

このように自己の省察を行った後、
原因を研究するというものである。


ゼミの先生が、もう既に卒業している前のゼミの学生だった人が書いた卒業論文を見せくれた。

そこには、しんどかった過去の出来事、情景、心情
洗いざらい書かれていた。

読むのですら、心が痛くなるほどの文章が
10,000字以上書き連ねられていた。

その卒業論文を書いた学生さんは、
しんどかった過去を思い出しながら
涙を流しながら書いていたと聞いた。


しかし、その一方で、『自己省察』をすることにより
自分の心の中が整理される

心の中に収納棚があるとする。

その収納棚の中はぐちゃぐちゃで、何がどこにしまってあるのか分からない。

だから、一旦全部外に出して、整理整頓していく。

そしたら、見た目も中身もスッキリして見える。

過去の自分を振り返る『自己省察』の作業は
私の中でこんな感じのイメージである。


過去のことを考えても仕方がない。
この先には未来しかないのだから。

と言う人もいるけど、

やっぱり心のわだかまりは過去にしかなくて
それが引っかかっている限り、未来には進めない。


さて、整理整頓していきましょうか。
まずは、お父さんと話ができるようになろう。

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