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『自己投影型夢思考』に後ろめたさはいらない


⚠️この記事は、次元が異なる相手との恋愛を語るものです。


夢女です🦢

なんだかパワーのあるタイトルにしてしまいました。

先日も話した通り、私は彼氏の名前を頑なに伏せています。
今後も明かす予定はありません。


このことに関して、TwitterのDMで

「私はTwitter(鍵垢)では彼の詳細がわかる投稿をしてしまっています。

私と繋がっているのは夢女さんにとってご迷惑だったり、よく思われなかったりしませんか?(ROM用のアカウントを作りましょうか?)


とご配慮のメッセージをいただき、

それだけの配慮ができる人と付き合っている彼はさぞ幸せだろうと思いつつもなんだか申し訳ない気持ちになったのです。


『夢思考』が嫌われる理由はふたつ


すいません、便宜上『夢』と呼ばせていただきますね。
(皆さんはれっきとした恋人だと思うので)


まずここでの記事における(私の場合の)『夢思考』というのは、
自分が二次元キャラクターを恋愛対象として見てしまうこととします。

※『夢思考』については人それぞれで、
いろいろなパターンがあるのは承知の上ですが、
ここはその全てについて解説をする記事ではないので
今回に関しては自己投影ものに限定してお話しします


相手が二次元の存在というだけで、
それ以外は普遍的な『恋』と変わらないわけです。

つまり、これを気持ち悪いだのなんだのいうのは、
LGBTQetc...(※)を不快であると主張するのと同様に、誰かの尊厳を踏みにじる行為だと思うんです。

(※『趣味』としてではなく、
「『フィクトセクシャル』という一つの恋愛的指向」
としてお話をしているので、この例を挙げています)


事実として恋しちゃったのは仕方ないですよ。
だって恋しちゃうくらい相手が素敵だったってことですもん。

ただ、実際の問題として夢思考が
同じ思考を持たない人から煙たがられるのには

もっと別の、以下のような理由もあるのだと思われます。

①『公式にない設定を持ち出される』のがシンプルに不愉快
=解釈違い

②『自分がキャラと付き合えると思っている自己肯定感の高さ』が不愉快
=自分がポジティブでいられないからこそ、お花畑の他人が目障り


もっと細かくいえば色々あると思うんですが、
共通した根っこを辿るとこのふたつしかないと思うんです。


人が誰かを嫌いと思うとき、
その対象に対してほんのり羨ましい気持ちを持っていることがあります。


嫌いなんじゃなくて、本当は羨ましいんです。

(もちろん全てに当てはまるわけではないですが)


ただ、たまに問題になる『R18の夢絵』とか、
『その他攻撃的な発信』だとかは
解釈違いに加えてもはやモラルの問題だと思うので

今回に関してはモラル的なものは
当然守っていることをベースとして話します。


夢思考はそのものは、別に悪くないです。


『夢界隈』のマナーとは



暗黙の了解として、
夢思考を持つ人は『それ』として活動を行うとき

そもそも鍵垢にすることや、もしも公開アカウントにするにしても
ジャーゴン(名前を絵文字で表現するetc...)を使ってだれかの目にとまらないように
検索避けに配慮すること
がマナーになっています。

なぜかというと、
先述のような理由で不快感を示す人が一定数いるだけでなく、

素直にそのキャラ単体を好きな人や、
同じ想いを持つ同担拒否の人、
恋した相手が関係するカップリングを推している人がしんどい思いをするからです。


『夢思考』を持つ人の中では某キャラが自分の恋人であるのと同じように
他の人にはまた別の『某キャラのイメージ』があるわけです。

マナーを守らないことで、
それぞれが大切にしているキャラのイメージを揺るがすようなショックを人に与えてしまいかねない。

それが正しいかそうでないかは別として、
結果的な事実として人が傷つくようなことは全て良くないんです。


つまり、こういったマナーは

それぞれの好きを、お互いに尊重するため

にあるのだと私は思っています。


登場人物同士のCPが『なんとなく許される』理由



『作品内CP界隈』と『夢界隈』の差として、
決定的な違いとなるのは同じカップルを応援する人の数です。


『作品内CP界隈』の場合、
そのカップルを推す発信を楽しめる人は
一定数います。


(よほど愛されない組み合わせでもない限り……笑)

ただし、『夢界隈』の場合、
そのカップルを愛でて楽しいのは基本的に自分だけなんです。

もちろん、「夢カップルの惚気投稿好きだよ!」
という人はいると思います。

私もそうですし。

でも、これって身内の範囲が限界なんですよ。


となるとやはり、
『公式に登場する人物同士の組み合わせ』と比べて
カップルへの味方が圧倒的に少ない。

それが夢CPです。


よく、「『公式の設定にない』でいえば夢もその他CPも同じなのに、
なんで夢は許されないの?」
という疑問の声を見ます。


本来、『公式にない』のであればマナーとして
どちらもあまり大きな声で触れ回るのは良くないと思います。

それが誰かの解釈違いになって
モヤモヤを生む原因になってしまうのは変わらないので。

(※そもそも公式カップルが解釈違いとかはこの際抜きにします)


ただ、それでも『公式の登場人物同士のカップリング』が
なんとなく許されてるように感じてしまうのは

そのカップルの創作で
幸せに感じる人の数が圧倒的に多いからです。

それが誰かのトキメキになっている訳です。

公式にあるとかないとか抜きにして、
楽しいんだから正義なんですよ。


公式にだって、私たち夢思考持ちの人にだって、
その人たちの楽しみを奪うような権利はどこにもありません。

それは向こうとて同じではあるのですが。

「好き」は尊い。だから『夢思考』でもいい


勘違いのないように先に言うと、

私は作品内CP界隈の方々のことを悪く思っていません。


なんなら私も(ライトでしたが)作品内CPの二次創作作品を中心に読んでいた頃がありますし、
異性カップル厨を拗らせてそれっぽい組み合わせをなんでも美味しくいただいていたこともありました。

何より、私は私で(ひっそりだけど)
好きにあれこれやってるし、

みなさんも好きにしてもろての気持ちなんです。

それはこちらの記事でも詳細を書いています。

ただ、ちょっと羨ましいなと思うことはあるんですけど……。
※先述のとおり、ファンの間で許されやすいという意味で



こんな長文を書いて、一体何が言いたいかって

「人の『好き』は尊重されるべき」

ということです。


モラルに反していない場合に限り、です。
(それに関しては私の方でも責任を負いかねるので)


だから、好きなら好きって言っていいと思うんです。
最低限、マナーと発信方法にさえ気をつけていれば。


(「私が〜〜の嫁です!!!公式です!!!」って強い言葉で
不特定多数に対して言い回らない、とか)

だって「このキャラ嫌い!」って言ってるより遥かにいいですよね?
『好き』ってポジティブな感情だし、尊いものなので。

恋してたっていいです。
恋しちゃうくらい相手が魅力的だったんです。

そんなに強い気持ちでキャラを想ってくれる人がいるなんて、
私がその作品の原作者ならすごくうれしいです。


だから、恋愛感情として好きであることを明かしちゃいけないとか、
そんなことはまっっったくないので気にしないでください。


私が『彼』の詳細を明かさない理由


こんなことを言っておきながら私が彼の詳細を明かさないのは、
万が一私が誰かの気を悪くして炎上してしまったときに

・私が傷ついて、彼に関して嫌な思い出ができてしまうのを防ぐため

・私の周辺人物を巻き込まないため

・彼と作品に妙な印象がついてしまうのを防ぐため

です。


「彼を守るため!」とか、
「他の人に配慮してあげるため!」もありはしますが、
正直なところ「自分と仲間の『好き』を守る」という目的が第一でした。

私がこうして『今日も夢女』として活動を始めるうえで
とりうる選択肢はたくさんありました。

①noteでも彼の詳細を仄めかす

②noteでは伏せるけど、Twitterでは(鍵にして)明かす

③noteでもTwitterでも伏せる


ざっくりと分けてこの3つの選択肢のうち、
人の感情を下手に揺さぶりかねないリスクを鑑みて③を選んだ
というただそれだけのことです。

(③は③で、リスクはあるんですけど……)


何が言いたいかって、
配慮さえしていれば
どの選択肢をとってもいい 
ということです。


おわりに


私が頑なに彼の詳細を明かさないことで、

きちんと配慮をした上でほんのりとでも明かしながら活動をしている方が
「私、よくないことをしてるかな」と思って
萎縮してしまうのはあまりにも悲しいと思ったんです。


人ってどうしても、「私はAだ」と言っている人を見ると、
Bを否定されたような気持ちになってしまうんですよね。


私はなんに関しても余計な偏見や嫌悪を持たず、
「Bもいいけど、私はA」という視点でいることを大事にしています。

ゆめぴりかと、ななつぼしみたいなものです。(マツコ)


みんながそれぞれ平和に自分の『好き』を大切に、
楽しめる世の中になればいいですね!

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