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神様の世界史57 ハビールの死後

前回までは妬みの対処法について書いてきましたが、
今回からは、またアダムとイブのお話に戻りたいと思います。

こんにちは、ファーティマ松本です。

ハビールの死後、神様はアダムにまた息子を授けました。
その息子の名前はシース。
シースは、アダムに似た顔立ちで、
性格も良く、行いも立派な人間だった様です。
その証拠に、アダムの死後は、
彼が”預言者”として周りの人々を正しく導く役を担いました。
どのように神様を拝めるのか
どのようにしてこの世を生きていけばいいのか、
どうすれば、天国へ入れるのか、などを伝え続けました。
まさしく、アダムの後継者ですね。

一方のカビールの方はどうしたかと言うと、
弟を殺してしまった後、奥さんを連れて産まれ育った場所を離れました。
父母(アダムとイブ)、そして他の兄弟達とは、もううまくやっていけないと
思ったのでしょう。
山を下り、平地で暮らすことになったそうです。
(アダムとイブ、そして彼らの子供達に山岳地に暮らしていたんですね。)

神様はシースに、平地に住むカビールファミリーと交流を持ってはいけないとおっしゃったそうです。
親族ではあるけれども、彼らと関わるといろいろ”マズイ”事が起きることをご存じだったのです。
実際、人々がシースの言う通り、平地の人々と関わらない間は、物事がうまくいっていました。
しかし、
悪魔が”うまくいっている状況”を大人しく見ているだけなわけがありません。
大半の人間達を一緒に地獄へ連れて行く、と言ったぐらいですからね。

悪魔(イブリース)が、ゆっくりゆっくり動き始めます。

イブリースは、人間の姿をして平地の人々の所へ行きました。
山から下りて来たかのように見せかけ
「ここで働かせてくれ。」と頼みました。
しばらくの間、おとなしく働いていたイブリースですが、
ある時、棒のような物を使って音をたて始めたそうです。
太鼓のような感じでしょうか。
笛のような物であったという言い伝えもあります。

人々は、今までそんな音は聞いたことがなかったので、
「なんだ、なんだ。」と驚きました。
そして、その音は少しづつ、少しづつ洗練されていったようで、
平地の人々は、その音に合わせ踊り始めるようになっていきました。

ハイ、そうですね。
これが音楽、特に楽器の始まりと言われています。

太鼓の音に合わせて踊るようになった人達に、思ってもみなかったようなことが起こります。
続きはまた次回で。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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