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凡人だと気付いた日

誰もが小さい頃に夢を聞かれる。

「オリンピック選手」
「女優」
「アイドル」

など‥‥

大人になるにつれて気付くが、そういった
選ばれしものしかなれない、成功できない職業というものは
いわゆる「天才」と呼ばれる人たちが
成功する。

しかし若い頃はもしかしたら、
わたしは、あちら側の人間なのかもしれない
と、夢を見て、チャンスをつかみに行く
しかし、歳を重ねる上で
現実を目の当たりにする
「自分は凡人だ。」と。

昔、一世を風靡した
「モーニング娘。」
国民的アイドルであるにも関わらず
新メンバーを一般人から募集し、
公開オーディションを行った。

日本中の女の子が夢をみただろう。
昨日まで普通だった女の子が
次の日から国民的スターになれるのだ。

また、その様子をテレビ放映することで
いっそう彼女たちの夢は駆り立てられた。

見事、選ばれた女の子たちは
国民的スターとなった。

昨日まで、歌も、ダンスのレッスンも受けたことが
ないことたちが
スターへ一気に上り詰めた。

その過程で、考えられないほどの努力ももちろん
あっただろう。
しかし、天才というのは運も兼ね備えているかのように
思う。


実力だけではなく、その時の時代、ニーズ、
色んな事がマッチして天才となっていく。
スターになっていく。

自分の人生は自分が主人公であるゆえに
自分のことを「シンデレラ」だと
思ってしまう事がある。

いつか誰かが連れて行ってくれるんじゃないか。
いつかとんでもないことが起こるのではないか。

と。

しかし、誰も来てはこれない。
チャンスは頻回にめぐってくるものでもなく、
めぐってきたとしても生かせない自分がいることに気付く。

そうやって大人になり、
凡人であることに気付いた人は多いだろう。

しかし、
気付いてからの方が人生は重要なのかもしれない。

気付いた時に、何をするか?
が重要なのかもしれない。


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