カラダ探し、良かった
カラダ探し、見ました。
ネットフリックスで公開されていたのですが、調べてみると劇場公開日が2022年の10月なんですね。
早くないですか?こんなもんなんですか?
まあ、それはいいとして、すごくよかった。
現実世界におけるホラー/スプラッター映画の役割を、そのまま映画に落とし込んだような映画でした。
僕自身、ホラーやスプラッター映画を見るのは、現実での生活がうまくいっていない時期で
そうゆう時期には「体が生きていることを確かめるために、臨死体験を望んでいる」のではないか?
と考えております。
病んでる人がリストカットや自殺未遂などを犯す意味もここにあり、
「本当に死にたい」わけではなく、死に近づくことで「生きていることを実感したい」
のだと考えています。
※以下ネタバレ注意
「カラダ探し」はまさにこの「死を体験することで、現実世界をよりよくしていく」
ということに多くの時間を費やします。
具体的には、指名された訳アリの6人が、毎晩0:00を境に異世界(舞台は彼らの通っている高校)に飛ばされ、
バラバラになった少女の体を探し、
全て探しきれなかったら昨日の朝に戻る、
カラダ探しが終わらないと、次の日には進めないループものとなっています。
毎晩、共通の目的を持ち、死を体感することで6人に仲間意識が芽生え、
ループした高校生活を良くしていくというものです。
内容については、他にもいいところがたくさんありましたが、
僕がnoteに書こうと思った所以は上記の、
メタ的なホラー映画という点なので、
このくらいで、まあ、あとは映画としての完成度も高かった。
展開の速さや、やることの明確さはさることながら、
途中の画面分割は、パターンが多く安っぽさを感じさせなかったし、
主題歌も相まって、ホラー映画からバトル映画へのキレイなグラデーションとなっていました。
細かく見れば、スプラッターシーンはB級だし、
墨をぶっかけたくなるほどの、混じりっ気のない青春シーンもありましたが
見ているうちは、あまり気になりませんでした。
ちゃんとホラーなので、閲覧注意ではありますが、
面白いし気分もよくなるのでお勧めです。
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