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「今から声優を目指す」ということ。(後編)

ぐっどもーにんぐ!はろー!
つきのくつした。」です。

前回、前々回と僕が声優を目指そうと思ったきっかけを、情けなーくつらつらと書いています。是非お手に取っていただけると幸いです。

~自分を見つめなおす~

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前回、壮大な独り恋愛を繰り広げ傷心していたが、 反省して自己啓発に励んでいた。

もともと、演技をすることを好きになって、それを高めるつもりだったのに、何をしていたんだろう。少しうまくなったからって驕っていたのだろう。

もう一度演技について見つめなおすことにした。
そして、「昔話」は終わり、時系列はほぼ今と重なる。

いつしか、演技をしたい!と思ってから約2年の月日が流れようとしていたが、この間、アニメや特にドラマをよく見るようになっていた。

そして、泣けるようになっていたのだ。しかも、割と「そこで泣く?」というシーンでも涙が出るようになった。
悲しい時の涙も嬉しい時の涙も、作品と共有できるようになっていた。

昔は、親と感動的なシーンの所で、「もしかして泣いてる???」とか言いながら、泣くの我慢する自慢みたいなことして茶化しあっていた自分が恥ずかしい。
ある時、「BANANA FISH」というアニメ(原作は漫画。しかも僕がー1歳の時に完結している(笑))を親と一緒に見たのだが、ある登場人物が死んでしまうシーンがある。

速攻泣いた。

案の定、「お前泣いてるんだ?」と意地悪そうな顔で茶化されたが、気にせずおんおん泣いてたのを思い出す。鼻水もどばどばよ。

こんなに素直に、自分の感情が流れていくことに、この変化に自分でもある意味感動した。何か一皮むけたんだろうなって感覚である。

そこでピンと感じたのである。こんな素敵な感動を与えてくれる作品も当然素晴らしいのだが、何より声を吹き込む作品においては「声優」の素晴らしい演技も切っては切れないとても重要な要素なのだ。

「声優」ってやっぱりすごいな。
いつしか自分も感動をみんなに届けたいという気持ちが膨れ上がってきた。

憧れは……夢に変わったのだ。

~会社を辞めることにした~

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僕が仕事を辞める決意をするちょっと前に、会社で優秀な先輩社員が辞めるという話があった。
転職するのだという。

これがきっかけになった気がするが、
サラリーマンに固執することはないんだなって言う気持ちが強くなった。
自己啓発により、終身雇用大国ニッポンという気持ちがまったく無くなっていたので、すんなりと辞めたいという気持ちが勝った。
やりたいことやらんで、何が人生なのか?と。

ちょうど、同時期に一緒に切磋琢磨した友達が、楽しそうに声優養成所に通っているという話をしてくれた。
彼もまた、サラリーマンを捨て、声優の道を目指した人間なのである。

輝いている人間を見ると、暗いところにいる僕みたいな人間に限らず、憧れて、ついていこうとする傾向にある。
わざわざ安定を捨ててまで目指すものなのか?と。
なんて説教がもう一人の自分から既に飛んできていたが、お構いなしだ。
(親にも言われたけど)

僕は僕のやりたいことをやる。

このシリーズの「前編」でも書いたが、他人の人生を生きるのはもうヤメにしようと決意した。
自分の命と時間なのである。自分のために使わせてもらうわボケ!!!
という気持ちになった。

そうして、3日で会社を辞めることを決め、職場以外には1週間で伝えて、納得させた。我ながらあっぱれである。(なにが)

~それからぼくの忘れられないこれから~

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ではこれから、僕なりに考えたことを少し披露する。

今の業界は若年層化しており、こんなおっさんが彼らと並びながら「あにめがだいすきです☆ぼくも〇〇さんみたいなせいゆうになりたいです!」
なんとほざいたところで、一番最初にエントリーシートはシュレッダー行きだ。

当然、他の若者に比べてビハインドがあるわけだから、武器が必要なのである。
よく言われているのは、「演技の引き出し」だ。社会人経験が豊富な分、感情表現や日常的に起こる場面に対する経験が多いはずなのである。
おまけに最近大失恋しているのだ。そんなん、もう怒りの演技なんか経験済みである。

ただ、個人的にはこれじゃあ足りないと思っているので、これからの準備期間でもっとたくさん自分のPRポイントを増やす必要はあると思うが。

僕はあまのじゃくである。

他人と同じことはしたくないので、なんかやってやろうと思う。
それは内緒☆

劇団の演技なんかみると、自分はまだまだだなと痛感するので日々練習中。

~ここまで読んでくれてありがとう~

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さて、結局自分の言いたいことを書いてきたので、読んで下さった人たちにはあまりタメになる記事ではなかったかと思う。どちらかというと、自分が漠然と思っていることを、自分自身が更に認知するためのモノみたいになってしまっていて、申し訳ない気持ちだ。

最後に声優を目指すに当たって、得た知識などをまとめていこう思う。

・時間というものは皆に平等に存在するとても貴重なもの
 →不可逆的
  →お金より大事だよね。世の中には年収が低くても幸福度が高い人や
   家庭があるっていう話があるのは、きっと幸せな時間を
   生きているからである。
  →後悔するかも。なんて考えてられない

・夢はあきらめるものじゃない。叶えたり変えていくものだ。
 →やめることはいい。新しい夢を必ず設定すること。
 →いつだって夢見る人生が、自分を豊かにするのだ。きっと。

・自分の過去に過ちはあっても、未来の出来事が過ちであるかどうかは、誰
 一人わからない

 →ならばやろうぜ。

前編にも書いたが、もし、僕が挫折したり、フリーターやサラリーマンに戻っていたら、遠慮せずに笑ってほしい。
「言わんこっちゃねえ、ば~~か」と。
笑顔で「そうだったよ(笑)」と言う予定である。

自分の欲求に素直になって歩き出すことが、人生において一番楽しい時なのだろう。そう妄信して進むことにした。

「たくさんの人に、自分の気持ちを感動を届けたい」

この欲求を満たすために。見守っていてほしい。

~プロローグ・完~

P.S.
僕がこんな夢を抱けるのも、夢波サロンの影響が大きい。おそらくここに入らなければこんな気持ちには到底なれなかった。
僕はよく酔っぱらうと、この取り繕った自己啓発が剥がれ落ちて、にゃんにゃん涙を流しながら、この先の不安をサロンでまき散らしていつも看病してもらってる。サロンというと、意識高い系の集まりだと思いがちだが、ここはそんなことはなく、とてもアットホームなのだ。

オーナーに限らずみんなとても親身にサポートしてくれたり、そもそも各々が、色んな方面でお金を生み出すことプロだったりする。
僕がフリーター人生になったとしても、なんとかやってけそうなくらい、ここは魅力的なのだ。
「夢を仕事に変える場所」の名前は伊達ではなく、今まさに僕は、夢を仕事にしようとしている。
最初の1ヵ月は無料なので、お試し感覚で門戸を叩いてみてほしい。

テキスト:つきのくつした
編集:ぼっけもん

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