就労継続支援B型ユメグミの一日
就労継続支援B型ってどんなところ?
障がいがあるけど自分にも合うかな?お仕事できるかな?
福祉サービスで働いているけど、もっと利用者さんのためになることができないかな?
障がいを抱える当事者の方たちからはどういう風にスタッフが見えるんだろう?
そんな疑問の参考になればと、ユメグミの一日をお伝えします。
出勤
ユメグミのスタッフさんたちは、9時30分から、利用者さんたちが気持ちよく一日を始められるよう、除菌や清掃、仕込みをしてくださっています。
40分頃から利用者さんたちが続々とやってきます。
「おはようございまーす」「おはよう!」といった声かけを必ず対面で行います。そうすると体調の変化や疲労度などもしっかり確認でき、きめ細やかなサポートにつながります。
朝礼
10時になると全員が集合し、朝礼です。
ラジオ体操で体をほぐして、ミッションの発表です。
ユメグミでは「作業」「仕事」といった言葉よりも、「ミッション」という言葉を積極的に使っています。単純な作業ではなく、また、仕事に追われてストレスになってしまうイメージを軽減させるためです。自分のペースでクリアできること、というのがこの言葉の根底にあります。利用者さんのその日のコンディションに合わせられるのではないかと思い、些細なことですが、言葉選びにも気を配っています。
朝のお仕事
朝礼の後おおよそ10時15分頃からそれぞれのミッション開始です!
コーディングの依頼を受けてじっくりサイトを作り上げる人、名刺やチラシのデザインの依頼を受けて制作する人もいます。そこまでのスキルがなくとも大丈夫。ユメグミでは興味はあるけど全くわからない、という状態で利用を始めた人もたくさんいます。
タイピングの練習から徐々にステップアップ。もちろん、すでに知識のある人は、スキルに合わせてアドバイス。それぞれのできないことにすこーしずつ、ゆっくり向き合いながら、得意なことを伸ばしていきます。
お昼ごはん
みんなの楽しみ、おひるごはん。ユメグミでは温かい食事を用意しています。メインと副菜、お味噌汁は利用者さんが自由に選びます。
お昼のお仕事
朝の続きをすることもあれば、気分転換に違う内容に切り替えることも。
大切なことは、あくまで自分のペースで、疲労を溜めないこと。
中には途中で紅茶タイムを作ってリフレッシュしている人もいます。
また、どうしても作業中にしんどくなったときは横になって休める準備も万端です。
お疲れさまでした
それぞれの決めた退勤時間で一日が終了です。
ユメグミでは、基本を10~14時、14~17時、10〜17時としています。ただし、この枠にしばられず、体調に合わせて遅く出勤したり、早退したりはもちろんOK。自分の体調や気分をしっかりと見つめてそれと付き合っていく、というのも大事なことです。
退勤の際には日報を一人ひとり提出します。
「本日の目標」や「作業内容」を記入する他、「体調」「相談事」「昨日の睡眠時間」など、メンタルケア/コンディショニングに必要なことも毎回ヒアリングしています。
さいごに
障がいを抱えることになってしまった、今後の仕事が不安だ。
そういったことは誰にでも起こり得ます。
身体障がい、精神障がい問わず、サポートと思いやりがあればきちんと活躍の場が用意できる、というのが理想の社会だと考えています。その一例としてユメグミが参考になれば幸いです。
2022.02.21 月
ユメグミ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?