【初心者】オーブン粘土「FIMO」を使った簡単アクセサリーの作り方♪
オーブンで加熱すると固まる粘土「FIMO」はオリジナルのアクセサリーやフィギュア、小物などを作ることができるのでDIY好きから人気が高まっています。加熱すると陶器のように固まる粘土は金具などと一緒に加熱ができ、豊富なカラー・種類のラインナップで様々な小物が作れます。それでは、「FIMO」の特徴をみていきながら、実際にアクセサリー作りに挑戦したいと思います。
オーブンクレイ「FIMO(フィモ)」とは?
オーブンクレイの「フィモ」は、120~130度で20~30分加熱すると、陶器のように固まる不思議なネンドです。低温で固まる為、伸縮や変色がほとんどなく、造ったそのままの形に仕上がります。加熱後、プラスチックのように硬くなり、アクセサリーとして充分な強度ができます。そのため通常のねんど(紙ねんどや樹脂粘土)とは工程や加熱後の特徴が異なります。
電子レンジ・オーブントースターは使える?
「フィモ」は、家庭用のオーブンレンジで手軽に作る人が多いのではと思います。ですが、電子レンジ・オーブントースターでは残念ながら作れません。
オーブンは温度が一定に保てるものを使用し、焼成の前は必ず余熱しましょう。120~130度で20~30分という条件に耐えらる革や銀、ガラス、金具なども一緒に加熱できます。
どんな種類がある?
フィモには、様々なカラーや種類があります。どんなものがあるでしょうか?
柔らかくこねやすい「フィモ ソフト」
フィモ ソフトは初心者にも安心して使える、柔らかいモデリング粘土です。ポップで美しい配色のベーシックカラーが全24色で、カラーは混ぜてもOKです。ジュエリーやアクセサリー作りにも最適。
作品に輝きを与える「フィモ エフェクト」
フィモ エフェクトはメタリックやラメ、パステル、パール、半透明のカラーがあり、アートワークに新しい世界を与えてくれます。全24色。輝きのある上品な素材で暗闇の中でもきらめきます。ジュエリー、アクセサリー、装飾を作るのに最適。
フェイクレザーがつくれる「フィモレザー」
フィモレザーは硬化後も柔軟性があり、裁断、縫製、打ち抜きまたは型押しすることができます。全12色。薄く伸ばしたシートは、硬化後にハサミやカッターで切ったり、穴を開けることもできるので、タッセルやラケッジタグなど、柔らかさを生かした小物も作れます。
他にも、より硬くなる性質をもつ「プロフェッショナル」や子どもの手に優しい「フィモキッズ」などがあるので種類が豊富で迷うところです。お子さんと一緒にアクセサリー作りができますし、用途や目的に応じてセレクトしたいですね。
さっそくフィモに初挑戦!
予備知識が入ったところでさっそくフィモでアクセサリーを作ってみます。
1 使うフィモを用意
初心者のスタッフが選んだのはフィモ エフェクトのメタリックシルバーです。初心者ならフィモソフトの方が扱いやすいと思ったのですが、キラキラのラメカラーに惹かれてこちらをセレクト。
2 使う分のみ用意
粘土に汚れがつかないよう、手を清潔にしてパッケージから使う分だけ取り出します。粘土がまだ硬く、ポロポロこぼれやすいので机を汚さないように粘土台(クリアファイルで代用)にのせます。
3 よーく錬る
フィモが柔らかくなるまでよく練りましょう。まとめてこねるとなかなかの力が必要なので、リング1〜2個分の量に小さく分けてこねるとすぐに柔らかくなります。耳たぶよりは硬めの感触です。
4 かたちをつくる
柔らかくなったので、好きな形に作ります。いろんなリングの形を作っていきます。シワになりくく、程よい硬さ、繊維の細かさが特徴です。かたちがつぶれることなく、小さな作品も作りやすいです。
加熱による収縮があまりないので、サイズは気持ち大きめくらいで作成。同時にオーブンを110度で予熱し、すぐに焼ける準備も行います。
5 オーブンで焼成
110度で20~30分加熱します。板にクッキングシートを敷き、作ったものがくっつかないように並べます。焼き色がなく、焼き具合がよく分からないので規定の焼成時間にします。焼き上がったら、冷めるのを待ちます。
point:焼き色が出ないので「ちゃんと焼けたかな?」と気になるところです。冷めた後に粘土を触ってプラスチックのような硬さを感じればOKです。
6 装飾を加えて完成!
最初白っぽい色の粘土だったのが、焼いたあとは少しグレーっぽい色に変わりました。ラメ感は健在です。カラーによって焼成後の雰囲気は異なるのかもしれません。
ボンド接着剤で好みのビーズやラインストーンなどを付けて完成しました!焼くとマットで滑らかな質感になりますが、ツヤ出しとしてコーティングしたいならニスもおすすめです。
point:今回ワンカラーのみの使用のため、色が単調に感じたのでアクリル絵具で彩色してみました。ムラになりにくく、色のノリはいいですが、細かい部分の色のはみ出しを考えると、最初からカラー付きのフィモを使用した方がキレイですね。
用意すると便利なもの
作品作りには、特別な道具や工具を用意する必要はないですが、あったら便利なものを紹介します。
・粘土板(下敷き・クリアファイルでも代用可)
・均等に伸ばすのに便利なのし棒(スチール缶やビンでも代用可)
・粘土をキレイにカットするための定規&カッター
・粘土のカット、継ぎ目消しや模様を作る粘土へら
・ボンド(手芸用やゼリー状の瞬間接着剤)
・コーティング用のニス(専用剤や100均でも入手可)
・つまようじ(ペンダントのやピアスの穴あけ用に)
まとめ
FIMOについて、使い方のイメージができましたでしょうか。クオリティの高い材料で、自宅のオーブンで焼成できるなんてとても便利です。自分好みのデザインを作りながら、焼き上がった後は使う楽しみがあります。
上級者になると、売り物のような素敵な作品を仕上げる方は多いですね。作る過程を楽しみながら、世界で一つの作品を作ってみましょう。
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