妄想を膨らませて(エア旅行のすすめ)

「地理が好き」と書きながら、私は中学生までしか地理の授業を受けたことが無い。

進学した高校が、「大学受験に必要な科目だけ勉強しとけばええ」という学校だったため、日本史か世界史しか選択肢が無かったのである。
(ちなみに同様の理由で漢文の授業も無かった。これには受験時に困って自主的に勉強する羽目に。ひどい学校に行ったものだ)

地理が好きと自覚したのは小学生のとき。
すでに物心のついたころからお人形さんには目もくれず、地球儀をじっと眺め、世界国旗一覧表を眺めては見知らぬ国の国旗を覚える「ちょっと変わった女の子」だったのだけど。

まず女子小学生としてあるまじき「鉄道趣味」に手を染めた。
電車の型式に興味を持つわけでもなく、ただ電車に乗ってその車窓に思いを馳せるのが大好きだったのだ。
今渡った鉄橋の川はどこにつながっているのか?この山は何て名前の山?
旅から帰ると中学生が授業で使う地図帳を片手に調べては覚えた。
電車の図鑑を親に買ってもらい、その電車が走っているところを地図帳で調べてニヤニヤしている子だった。

そう、妄想旅行を当時からやっていたのだ。

それはそうと、当時から「遠くへ行きたい」願望が強かったのか、お小遣いをためては電車に乗って遠くへ行っていた。気づけば大阪府内の自宅から名古屋まで行くこともあった。今考えたら相当ヤバいよな・・・。

そんなこんなで見事に地理好きとなった私は、小学校・中学校とやたら社会の成績だけはよかった。だって趣味なんだもの。妄想のその先が授業で行われているのだからそんな素敵な時間はない。
だから高校で地理の授業が無かったのは本当に残念だった。

大人になって、妄想で旅していた地を実際に訪れてみるようにもなったが、パソコン片手に未だ妄想旅行をしている。
(地図アプリを開くと気づけば半日くらい平気で経っていることもある)

そして世界は刻々と変わる。それに伴い地図帳も変化している。
なので中学生の使う地図帳を何年かに一度買い替えている。

妄想のその先へ・・・。

#地理がすき

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