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近頃の大雨の(個人的)対処方法 その1

note には、新しい時代(人新世)に突入したという事で、関連情報を多く発信しています。

日本各地にて、大雨による被害が多くなっていますが、温暖化による気候変動で、大雨となることが多くなっているように思います。

そこでここでは、私の個人的な大雨の対処法、および一般論を述べたいと思います。

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1. 私の大雨の対処法

(1) 今までの経緯

a. 大雨により自車が全損故障した

繰り返しになりますが、ご了承ください。

2020年8月12日に、「線状降水帯」が発生し、駐車場に止めてあった自車が、30分の豪雨により冠水して、全損故障に至りました。

家屋は、駐車場より1m高い位置にあるので、大丈夫でした。

悪条件が重なりましたが、基本的には「線状降水帯」が発生し、雷とともに豪雨(降水量90mm以上/時)になり、降った水量と、用水路から水が溢れ出したため、上記事態に陥ったのでした。

(当時の状況を書いた記事)

b. 用語の説明

〇「線状降水帯」とは(インターネット記事より)

その名の通り、線のように存在する雨雲の様子を指します。

実は「線状降水帯」には正式な定義はありません。
一般的には、激しい雨を降らせる積乱雲が集まったもので、大きさは幅20~50km・長さ50~200km。数時間同じ場所にとどまる性質があるものが「線状降水帯」と呼ばれています。

ある一か所で積乱雲ができ、風に乗って移動したあとに、風上側に新しい積乱雲が次々と発生することで、積乱雲が線状に発生し続けるとされています。

〇 天気予報では何に注意したらいい?(インターネット記事より)

線状降水帯は、激しい雨を降らせる積乱雲が多数集まったものです。

発生する条件やメカニズムは研究が続けられており、線状降水帯の発生を事前に予測することは難しいと言われています。

ただ、天気予報で「線状降水帯が見られた」という発表があれば、その後数時間にわたって大雨・豪雨になる可能性があります。

災害時に避難指示などが出された場合は、速やかに避難しましょう。
避難指示などが出ていなくても、近くで線状降水帯が観測されたと発表があったら、海沿いや川沿いには近づかない、なるべく外出は避ける、避難場所・避難経路を確認する、といった豪雨に備えた行動を取るようにしましょう。

〇 梅雨やゲリラ豪雨との違いは?(インターネット記事より)

雨の時期に天気予報でよく気言葉には、他にも「梅雨」や「ゲリラ豪雨」があります。これらの雨に関する言葉と「線状降水帯」にはどのような違いがあるのでしょうか?

「梅雨」は、春から夏にかけた時期に、雨が多い日が続く天候のこと。
梅雨が起こるのは、温かい空気と冷たい空気がぶつかってできる前線が関係しています。

5月~7月頃に日本付近でできる前線が「梅雨前線」と呼ばれ、梅雨前線などの前線の付近では雨が降ります。

前線などで発生した積乱雲が線状に伸びたものが「線状降水帯」です。線状降水帯が発生すると、大雨が長時間続く「集中豪雨」になる可能性があります。

一方で、「ゲリラ豪雨」とは、突然強烈な雨が突然降りだすこと。
まとまった地域ではなく、局地的に積乱雲が発生することで、ある地域だけ突然大雨が降ることがあります。

気温の変化が激しいと、突然の大雨=ゲリラ豪雨になりやすいと言われています。

つまり、
・梅雨前線=高気圧と低気圧のぶつかる場所
・線状降水帯=積乱雲の形状
・梅雨、ゲリラ豪雨=天気の様子
ということになります。

梅雨前線が近づいているとき、線状降水帯が観測されたときは、豪雨が発生する可能性もあるので、天気予報に注意しましょう。

c.  雨雲レーダーによる「線状降水帯」の視覚化

下図は、参考として、2020年7月4日に、「線状降雨帯」が発生しているときの「雨雲レーダー」の表示画面です。

数の赤い部分は、雨量が「90mm/時」以上の地域を示します。

(私が、自車全損故障に至った時も、このような「線状降水帯」がスつ言していたと思われます)

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(2) 大雨に対する私の対応方法

a. まず「ハザードマップ」の出力

以前にも見ていたはずですが、市内の「ハザードマップ」をインターネットにより再確認しました。

当地では、次のものが作成されていました。

〇「内水ハザードマップ」:下水道の排水能力を超える大雨によって内水はん濫が発生した場合に想定される浸水区域や浸水深等を、浸水シミュレーションにより示したもの

想定し得る最大規模の雨(時間最大153mm、総雨量249mm)

〇「洪水ハザードマップ」:洪水による被害の発生に備え、国・県が管理する河川について、水防法の規定に基づき、洪水ハザードマップを作成

〇「土砂災害ハザードマップ」:土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域(以下、土砂災害警戒区域等)の指定を受け、土砂災害警戒区域等の位置や避難に関する情報の伝達方法を市民のみなさまに周知するため、土砂災害ハザードマップを作成


b. 「ハザードマップ」で確認・対応

〇「内水ハザードマップ」

  ・ 確認

            自宅は、「想定し得る最大規模の雨(時間最大153mm、総雨量   

             249mm)」では、かなり浸水の水位が高くなることが分かりまし

           た。前回の雨量は「時間93mm」で、水位60cmでした。単純計算で

           「時間最大153mm」では、水位102cmになります。

         (「時間93mm」の雨量は初めてごとでしたが、もっと雨量が激しく

              なることがあるのでしょうか?)


            自宅は、道路の最も低い位置から、100cm以上の高さに立っている

           ので、家は大丈夫そうですが、実際の所は分かりません。

           でも、最悪でも、人間は2階にいれば、何とかはなりそうです。(当

           地は、山間部ではなく、多少の凸凹はありますが、平地が続いている

   住宅地ですので、家が流されるという心配まではいらないと思いま

   す)

  ・対応方法

         予想雨量や、「線状降水帯」の発生有無を、毎日確認し(確認方法

    は次回)、もし当地に「線状降水帯」が出現するならば、近くの高

    い土地にある無料の駐車エリアに、車を移動する。

〇「洪水ハザードマップ」

 ・ 確認

  当地は、特に洪水にょる被害は、心配する必要がないようでした。

 ・対応方法

   特に行わない。

〇「土砂災害ハザードマップ」

  当地は、対象外で、心配する必要がないようでした。

対応方法

   特に行わない。

(3)  今回の所感

  最新のハザードマップによると、従来からは想定外とも思える大雨(降水量過大)の条件にて作成されているようです。

今後、もっと降水量が課題になってゆくとしたら、現実に即した内容になっているように思いました。

そして、個人的に対応方法を検討できたので、精神的には安定しました。

 ・しかし、想定外の雨量での警戒を即されても、私のように事前検討する人はまだ良いですが、

「どうすれば良いのか?」「どこへ避難したらいいのか」と思う人は多いはずですし、

「大雨にも耐えるインフラ整備が急務ではないか?」と、思いました。


・・・・・ 長文になりました。今回はこれで終わります。

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次回以降は、以下の項目についてのまとめを行います。

2. 雨雲レーダーによる雨量予想や「線状降水帯」発生有無の確認

私が現在行っている方法を具体的に述べます。

3. 大雨の被害の一般論

(1) 熱海の土石流被害について

(2) その他

4. 全体のまとめ

  今となっては、「資本主義」が諸悪の根源ではないか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

相変わらずの、堅苦しい内容になっていますが、大雨対応に対して、何らかのご参考になれば幸いです。

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音楽

こういう雨なら良いのですが・・・。

Singin' in the Rain (雨に唄えば , Singin' in the Rain Theme song)



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