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夢日記 2022-07-05 竜巻
赤ん坊を抱えて列車に乗り
「OSAKA」の案内が見えたあたりで
空から伸びる灰色の一本線が目に映った
「竜巻」と呟くと
乗客は一斉にどよめく
列車がちょうど高架橋を通過するとき
竜巻がけたたましい音と共に頭上を通り過ぎていく
瓦礫が車体に当たる音で悲鳴はかき消された
列車ごと吹き飛ばされるかと思ったが
何事もなく列車はその場にあり続けた
腕の中の赤ん坊は泣きもせず
何事もなかったかのように微笑み続けている
列車が運行を再開した時
赤ん坊に「もうすぐ着くからね」と言うと
おしめを替えてほしいと言われた
「あら、もう喋れるんですね」と他の乗客に言われ
そんなはずはない…この子はまだ1歳にもなっていないのに
と戸惑いながら曖昧な相槌を送った
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