見出し画像

Webライター向け講座はピンキリ!自己投資に値するかの判断基準

年々、競争率が高くなっている印象のWebライター。応募したクライアントに見向きもされない現実に直面し、藁にもすがる思いで講座を利用する人は多いのではないでしょうか?

私自身、独学での案件獲得に限界を感じ、講座を利用した1人です。「Webライターに自己投資は必要」「講座にかかった費用は、仕事で取り戻せる」の言葉に妙な説得力を感じ、コツコツ貯めていたお小遣いをつぎ込んだ経験もあります。

ただ、もしも今、数年前の私にアドバイスできるとするならば、迷いなく「高額な講座はやめといた方がよい」と言うでしょう。高額な講座を利用しなくても、Webライターの知識は身につけられるからです。

少なからずお金をかけて自己投資するなら、講座選びは慎重にいきたいところ。自省を含めつつ、自己投資に値する講座の特徴をお伝えします。

特徴1・講師の文章が魅力的

ライターとしての活躍を目的に講座を利用するなら、講師の実力をチェックしましょう。

チェックするのは学歴や収入、過去の苦労話ではありません。ただシンプルに、「1人のライターとして尊敬できるか」という視点です。

というのも、編集者の全てが魅力的な文章を書くわけではないからです。編集者の業務範囲は幅広く、ライターが書いた文章をチェックする校正・校閲や、進行を管理するディレクターなども含まれます。

もちろん、ライターの代わりに記事を書く場面もゼロではありません。ただ、なかには自分で書くのが嫌・苦手だから、ライターに外注している人もいます。この場合、進行管理の能力はあっても、ライティングスキルはあまり期待できないでしょう。

noteやTwitterなどの内容から、講師の文章力をチェックしましょう。本人が書いた文章を読んだうえで「この人みたいになりたい」と思えるかを、冷静に判断することが大切です。

特徴2・記事制作で結果を出している

前提として、個人ブログと記事制作は異なります。ブロガーとして結果を出したいのであれば、個人ブログで成功した人の講座を受けるのも一つの方法です。

ただ、企業の記事制作に携わりたい場合は、ブログ関連の講座は個人的におすすめしません。

企業の記事制作で構成をつくる際、どんなに上位でも個人ブログは参照にしないのが基本です。もちろん執筆者が医師・弁護士といった信頼性の高い地位を持っている場合には、参考にするケースもあります。ただ、99%は参考にしないといっても過言ではありません。

個人ブログと記事制作は、そもそもの土俵が異なります。記事制作を手掛けるライターを目指すなら、その道で活躍している編集長などの講座がおすすめです。

特徴3・価格が良心的

個人的には、数十万円するような講座やライタースクールは避けた方がよいと考えています。仕事に必要なツール感覚で割り切れる、月額1,000〜3,000円ほどの講座がおすすめです。

「在宅で無理なく働きたい」「本業の収入だけでは生活が苦しい」など、Webライターの仕事を始める理由は人それぞれでしょう。

ただ、共通しているのは「働いてお金を得たい」ということ。報酬を得るためにWebライターを始めるのに、数十万もする講座を受けるのは本末転倒な印象です。

「講座の費用は、Webライターの仕事をすれば数カ月で取り戻せます!」との言葉に、背中を押された人もいるかもしれません。私自身も、「仕事で取り返せるなら、初期投資も必要かな?」と妙に納得させられたタイプです。

しかし、高額な講座を受けなくても、Webライターの基礎知識を学べる書籍やサイトは存在します。また、高額な費用をつぎ込んだからといって、Webライターとして活躍できるとは限りません。

Webライター講座は人脈づくりに役立つ

私が考えるWebライター講座のメリットは、編集者との人脈づくりです。オンラインで完結するWebライターだからこそ、人脈が仕事につながるケースは少なくありません

特にフリーランスのWebライターは、対面でのつながりを築きにくいのが実情です。孤独な分、執筆力の課題や悩みに対する解決策を見出せない可能性も高まります。

客観的な視点からアドバイスをもらう意味でも、Webライター講座を利用するメリットはあるでしょう。ただ、つながる相手によっては、目指すWebライターとは正反対の道に進んでしまう危険性もはらんでいます。

高収入・肩書きなどのブランドをとっぱらい、1人のWebライターとして「一緒に仕事がしたい」と思える人の講座を選びましょう。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?