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#46「"再読"したい本」
さとゆみさんの連載「今日もコレカラ」を読み、感じたことを書く。引用リプじゃおさまりきらない、グルグル余韻の言語化トレーニング。
「百冊で耕す」を読み、1カ月以上経ってから再読するようになった。
— サクラ🌸行動派ライター✏️ (@yucky33540784) June 23, 2024
それまでは一読で付箋をはる→すぐに再読してラインを引く形やったけれど
時間を置くことで、冷静に再読できる。
少し熱が冷めているから、1回目とは違う視点で読める🤔✨
あと、再読するか否かで、自分への浸透率もはかれる👀 https://t.co/hksDkCNFJM
再読のよいところは、好きな部分だけを読めることにある。
アンダーラインや付箋を頼りに拾い読みすると、すっかり忘れていた(けれども当時感銘を受けた)言葉に再会する。それはその言葉に感動した過去の自分に再会するような感覚だ。18歳の時の自分。37歳の自分。去年の自分。大げさではなく「人生を生き直している」感じがする。
今さらながら、「アンメット」というドラマにハマった。Netfilixで一気見をし、明日の最終回を楽しみにしている。
物語は、杉咲花ちゃん演じるミヤビが起床し、分厚い日記を読むところからスタートする。
毎日のエピソードが積み重なり、人の記憶になっていく。彼女の場合は、事故の後遺症で寝ると同時にその日の記憶が抹消されるという。
その日交わした言葉や、出会った人、抱いた感情。そして、偶然耳にした音楽や、目に触れた文章、大好きな作家の書籍。
そんな小さなパーツが組み合わさり、何十年もかけて私の人格を作ってきたのかもしれないな、と思う。
✳︎
今年になって、読書量が一気に増えた。尊敬するライターさんが紹介する本や、好きな作家の小説、取材で出会った人の作品など。さまざまな本を読んできて、一読で終わる本と、再読する本の違いに気付いた。
それは、時間が経ってからも心に残っているか否か。
再読する本は、思考の土台になっていることが多い。文章を書いているとき、だれかに思いを語るときに、ふと「あー、似たようなことがあの本に書いてあったな」とリンクする。
そして、人に紹介するために、もう一度確認するために「再読」する。
恋は盲目っていうけれど、新たな知識を得たときの興奮も、ちょっと「恋」の感覚に似ている。
だから、一読して「すごい!」「めちゃいいこと書いている!!」って興奮したままで再読しても、自分の本心には気づけない気がする。
1カ月の冷却期間中に、何度も思い浮かぶ本は「再読」する。
何度も何度も読み返す本って、きっと、自分の人格にも関わってくるんやろうな。振り返ってみると、高校時代に読んだ小説が、今も私の指針になっている。
そんな本に、あと何冊出会えるだろうか。
もっともっと、たくさん本を読もう。
▼6月24日の午前7時ごろまで読めます!こちらもぜひ♪
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