本との出会い方。梟書茶房と箕輪さんのイベント
先日、池袋にオープンしたドトールのブックカフェ『梟書茶房』に行ってきた。
予想以上におしゃれで、落ち着きがあって、知的な感じが心地よい。ブックカフェだというのに走り出したくなるくらいのワクワクする空間だった。細部にもこだわりがあって、メニューも素敵で、その上、本の売り方もほんとうに楽しい。
正直、こんなにカフェで興奮したことはない。
これは席のひとつ。本棚と、程よい日の明かりと、座りたくなる色の椅子と、本を読むためだけに作られたような机。
こちらの席も、おしゃれ。机の中には、それぞれ本が入っている。
そしてこれが、本と珈琲のセットのメニュー。
本のかたちをしたプレートの上には、来てからのお楽しみの本。こんな本だよというメッセージ。そして、これもたぶん、来てからのお楽しみのブレンドのコーヒー。
メニューも本のようになっていて、素敵だ。
そしてこのブックカフェ、本の販売もしている。ぜんぶ、もともとのカバーの上に、本の感想やおすすめコメントが書かれているカバーが掛けられている。さらに、それぞれの本にNo.が付いていて、この本を読んで○○だったらx番の本、△△だったらy番の本がおすすめと書いてあり、一冊読むと数珠繋ぎで、いろんな本に出会える仕掛けになっている。出版社側のプロモーション文言やデザインは買ってからのお楽しみ。まずはキュレーターの言葉で本を買うのだ。
空間も、本との出会いも、書店とはまた違った楽しさがある。通いたい。なんども通いたいと思うブックカフェだった。
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この前は、幻冬社の編集者、箕輪さんのトークイベントに参加してきた。見城徹著『たった一人の熱狂』、最近では堀江貴文著『多動力』などを担当した方だ。どんな考えを持っている方なのかが気になっていたのだ。
そのトークイベントでは、いくつも驚きがあった。出版業界がこうだから、働いている環境がこうだからに、とらわれない。熱狂と目的意識の中で、行動を決めていく。自分を客観視して、自分自身の物語の中で、自分という登場人物は、どう進んでいくのかを冷静にみつめる。彼の言葉に、熱狂に、グングン惹きつけられ、気がついたときには自分自身が勇気づけられていた。熱い夜だった。
彼が多動力のプロモーションについて話していたとき、「本って出会う人がめっちゃ少ない。」との言葉に、思わずドキッとした。
本という商品は、ほとんど「書店」でしか出会わない。
接点が少なすぎると認識しているからこそ、どうたくさんの人に知ってもらうか、関心を持ってくれるかを考え、周りの人のやり方ではなく、自分で考えて実行している。
ぼくがみていた世界は狭いかもしれない、と気がついた。
ブックカフェと熱狂の編集者と、本の届け方は全く違う。本の捉え方も違う。だけど、どちらも同じなのは、「届けたい」に対しての熱だ。現状がこうだから、ではなく、こうだったらおもしろいよね、と進んでいる気がする。
もっといろんなことを考えて、たくさん試していきたい。
まずは目の前の仕事もしっかりと!、だけどね。
#日記 #読書 #カフェ
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