見出し画像

どうして無料ゲームはあるのか?


・はじめに
無料ゲームがどのようなビジネスモデルで成り立っているのかが気になり、それを調査していきたいと思う。

・調査結果
無料ゲームの多くは、「フリーミアム」と呼ばれているビジネスモデルで利益を得ている。フリーミアムとは、基本サービスを無料提供すること(フリー)でユーザーを獲得し、上位レベルのサービスを求める人には有料(プレミアム課金)でサービスを提供するシステムのことである。そしてフリーミアムの源泉は、フリーで集客した人の一部(全体の数パーセント)からプレミアム課金で成り立っている。基本的には誰でも無料でソーシャルゲームをプレイできる。しかしゲームをより楽しむためには、武器・薬・洋服などのアイテムが欲しくなってくる。この心理を利用し、ヘビーなユーザーにそれらプレミアムアイテムを販売することで、このビジネスは成り立っている。この仕組みは「アイテム課金制」とも呼ばれている。無料ゲームでの課金ユーザーは、全体の2-5%程度と言われている。その課金ユーザーの課金額が全て収益となっているのだ。
しかしポケモンGOは、「フリーミアム」のビジネスモデルではなく、企業からの広告料で成り立っている。実際にマックのお店でポケストップがあるのも、日本マクドナルドHDが契約しているためだ。ポケモンGOは、直接人をその場所まで誘導できることがメリットだ。これは既存のテレビなどの広告方法ではできないことだ。

・考察
「フリーミアム」のビジネスモデルで、無料ゲームが成り立っていることが分かった。このビジネスモデルは良い面もあるが、悪い面もあると思っている。良い面として、全体の2-5%の課金ユーザーだけで、かなり収益が見込めることだ。悪い面は、その2-5%の課金ユーザーの割合が減ってしまった時だ。この場合かなり収益が減ってしまう。このリスクを避けるため、「広告料で成り立たせる」ビジネスモデルと「フリーミアム」のビジネスモデルを掛け合わせた無料ゲームが増えてきている。最近流行っている「Call of Duty®︎:Mobile」では、その掛け合わせたビジネスモデルを採用している。これを行なうことにより、今までは課金ユーザーの課金額によって、収益が左右されてしまうことを避けられる。今後はこの2つの掛け合わさったビジネスモデルが、無料ゲームで主流になるのではないかと思った。

・まとめ
無料ゲームのビジネスモデルは、「フリーミアム」と呼ばれるものである。しかし最近では、広告で成り立たせるビジネスモデルを利用した無料ゲームも多くある。

・参考文献
[1] たった2%の課金ユーザーがいれば儲けられる「ソシャゲ」の戦略
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67367 (最終閲覧日:2020/05/21)

[2] ポケモンGO、誰がどうやっていくら儲けているのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49413 (最終閲覧日:2020/05/21)


#無料ゲーム #スマホゲーム #ビジネスモデル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?