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レコードのある空間と旋律。その魔力に魅了される。

人の心に響き、人の心を動かし、人の心に残り、人の喜怒哀楽に寄り添える。そんな魔法のような音楽も、スマホの画面に触れれば簡単に楽しめる素敵な時代です。
それなのに、なぜ僕がレコードを聴くのか。
僕が思うレコードの魅力をみなさんにお伝えできればと思います!



レコードに興味を持ったきっかけ

はじめて両親にギターを買ってもらった中学生の頃、お小遣いを貯めて気になるCDを買い、これまた誕生日に両親に買ってもらった小さなコンポで聴くのが楽しみだったことを覚えています。

そのマイコンポが置いてある棚の上の段、そこには母の持ち物であるレコードプレイヤーが置いてありました。
壊れたままのそのレコードプレイヤーが動く姿を見ることはありませんでしたが、大量に並べられた両親のレコードコレクションは僕の興味をそそるには十分だったと思います。

レコードがいっぱい家にある!
それだけで ”なんかカッコイイ” という謎な感覚だけを持ったまま大人になりました。笑

社会人になり友人宅へ遊びに行った時、はじめて”ちゃんと動く”レコードプレイヤーを見て、「聴かせてほしい!」とすぐにお願いしたのがトリガー。
針が落ちる瞬間の独特な音と共に、レコードの魔力に引き込まれていきました。


アナログレコードの魅力

1:独特な暖かみのある音色

アナログレコードは音が良いとか、本当はそうではないとか、いろいろな話を耳にしますが、僕は正直どうだか分かりません。笑

ただ、そんな素人の僕でも分かることは、独特な暖かみがあるということです。
溝に針が落ちた瞬間にいつも生活している空間とは別の空間に入ったような、自分だけの非日常的な世界が出来上がります。
溝をなぞる音、静かなノイズやクラックさえも、デジタル音源にはないまるで目の前で演奏を聴いているかのような響きに変わって、空間全体を包んでくれる感覚です。
たまに、古いレコードをかけると針飛びが起こることがありますが、これさえも味があるなぁなんて感じてしまいます。笑

今はSNSでいつでも友人とのつながりを感じられる時代ですが、やはりリアルで飲みに行ったり、サウナでしょうもない話をしたりしている瞬間の方が心が満たされる気がします。
デジタルよりアナログの方が優れている点というのは、意外とたくさんあるのかもしれません。

2:音色だけではない空間づくり

レコードには、「ジャケ買い」なんて言葉があります。
これは、中身を全く知らない状態で、ジャケットを見たフィーリングでレコードを買うコトを指します。
それほど、ジャケットアートもレコードの魅力のひとつなのです。

僕はヴィンテージっぽいインテリアが好きなのですが、レコードをたくさん並べるだけで、非日常的でドキドキする空間が出来上がります。

レコードが作り出す空間は、音色だけの魔力ではないのだと思っています。

そして、この感覚は次の魅力にも繋がるところがあります。

3:コレクションするロマン

家にレコードを並べるのも好きなので、僕もよく「ジャケ買い」をします。
普段全く聴かないジャンルの音楽にも出会うのですが、それも新しい出会いとしてポジティブに受け入れられてしまう。
なんというか、自分で選んで「ジャケ買い」したレコードがかわいいんです。笑

そうしてレコードコレクションが増えていくこともロマン。
今日は何を聴こうかなとか、壁に飾っているレコードを気分で入れ替えてみようとか、レコードコレクションが僕のエモ空間を作るメンバーになっています。

なぜ僕がレコードを聴くのか

それは上述したレコードの魔力に魅了されているからに他なりません。
しかし、自分では気づいていない理由がもうひとつ。。

人がなぜおしゃれなカフェで仕事をしたり、大学のレポートを書いたりするのか。それはおしゃれなカフェで作業しているエモい自分に価値を感じるからだ。という話があります。(もちろん、その空間が集中できるとか人それぞれだと思います)

レコードを集めて、レコードを並べて、コーヒーかウイスキーと一緒にレコードを聴く。僕もそんなエモい自分に気持ちよくなっているのかもしれません。笑

The Beatles か Vampire Weekend か Elton John か The1975 か
さて、明日はどのレコードを聴こうかなぁ。。


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