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愛される理由

タイトルを見てピンとこられた方は同世代だろう。

私たちは今からちょうど31年前にオーストラリアで結婚式を挙げたのだが、
その時にお世話になったブライダル会社が、
タイトルの本の著者の二谷友里恵氏と郷ひろみ氏の結婚の際と同じ会社だったので、
オフィスに打ち合わせに入ると
どーんとお二人の写真があったことを思い出す。

こんなに説明をしておきながら、
今回は全く関係ない話である。

*************

夏が近づくと、気分が上がる。
夏生まれの私は夏が好きだ。
しかしながら、夏が近づくと困ることもある。



いや、虫全般嫌いな私は
蚊じゃなくても嫌いなのだが、
蚊は特に嫌いだ。
私は本当によく蚊に刺される。
今この時点で既に5箇所ほど刺されている。
春の蚊はまだ優しいので、
薬を塗って掻かずにいたらすぐ腫れがひくのだが
夏本番の蚊に刺されると、
大きく真っ赤に腫れ上がり、見られたものではない。

あれは6〜7年ほど前の夏のことだ。
友人たちとBBQに行き、
夜まで楽しんで帰ったあと、
履いていた山用のタイツを脱いで私は目を疑った。

この斑点はなんじゃあああ!?

なんと両足50箇所以上蚊に刺されていたのだ。
言っておくが、虫除けスプレーはかけていたし、
キャンプ用の強力な蚊取り線香も焚いていた。
タイツもしっかり履いていたではないか。
しかも一緒にいた夫も友人もそれほど刺されてないという。
つまりあの辺りの蚊がほとんど私に寄ってきたのか。その光景を想像してゾッとしたが、
水玉模様の脚を見てもゾッとした。
夏の蚊だったので、当然それぞれの跡が真っ赤に腫れ、見るも無惨な状態になった。
刺された跡にファンデーションを塗って隠したりもしたが、「その脚どしたん!?」と何度も言われた。
もう二度とBBQに行くつもりはないが、
かなり切ない思い出である。
ヤブ蚊恐るべし。

さて、蚊によく刺されると言うと
人はよく「O型でしょ?」と聞く。
私はO型ではない。
最近は「酒のニオイに寄ってくるんですかね」
と答えることにしている。
なぜかみんな「ああー」と納得してくれた。

ニオイと言えば、足の裏のニオイや菌に
蚊が反応して寄ってくると聞いたので
風呂では足の裏を念入りに洗ってみるのだが、
そこまで効果はない気がする。
寝る前に足の裏をアルコールで拭いて寝るのは
案外いいと思ったので、
蚊に悩まされている方は試してみて欲しい。

ということで、私は蚊のアイドルなのだ!
と思うしかない毎年の夏なのだが、
私だって好き好んで刺されている訳ではない。
どうかこんな私のような人間が
もう蚊のアイドルにならなくてもいいように
フマキラーさんや
キンチョーさん、
この体質に興味があれば是非声をかけて欲しい。


【追記】いつもは蚊に「噛まれる」と言っているのだが、今回は「刺される」を使ってみたので、
なんか違和感が…。
地域で違うようだが、皆さまのところではどちらを使用されるだろうか。


(了)















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