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アドベントティーカレンダー3日目「紫蘇子」「紫蘇梗」

紫蘇は余すところなく使える。夏に梅仕事をしてみたかったが、母に先を越されてしまった。代わりに紫蘇の葉の収穫が終わったのを庭に放置しておいて、種が出た頃に茎ごと収穫しておいた。

めんどくさいので外水道でジャバジャバ泥を落として、籠に入れて無造作に台所に放置している。

紫蘇は青紫蘇(大葉)と赤紫蘇で効能が違うが、葉と茎と実でも違っている。

漢方では、茎や葉を生で利用する。紫蘇の葉には防腐作用があり、昔から梅干しなどの着色料や刺身のつまに利用されてきた。

紫蘇子:紫蘇の果実。サバなどのアレルギー、鎮咳、去痰、便秘によく効くとされる。1回3~6gの実を水で飲む。

紫蘇梗:気分のすぐれない状態を改善。食欲不振、消化不良に使われる。1日量5g~10gを煎じて一日3回に分けて飲む。実を取って煎じた後の茎は入浴剤として利用できる。茎を袋に入れて浴槽に浮かべれば、神経痛、腰痛、リュウマチ、痔、打ち身、精神安定に良い。

ここまで書くと、その辺に雑草のように生い茂る紫蘇が奇跡の薬剤のようである。だが、持病のある私からすると病気が消えてなくなったりはしていないので、それほど奇跡の薬ではない。

それでも、秋からずっと茎を煎じて飲んでいて胃腸の調子は少しよくなった気がする。傷の治りにも効果はあるようだ。
精神安定については分からない。それを一番の目的で飲んでいて、睡眠時間がおかげで長くなった気がする。とはいえ、イライラや頭痛は治らない。むしろ、冬の頭痛は辛い。関節痛もひどくなる。

紫蘇子をさすがに毎日水で飲むことはしていない。実と茎を両方お湯で沸かして飲んでいる。
たまには紫蘇子を食べてみようとパスタにしてみた。

大分産、甲イカ。スルメイカなども売っていたが、奮発して買ってきた。

九州産の新鮮なイカがスーパーで売られていたので、内臓を使って肝パスタにしてみた。味付けはシンプルで塩とオリーブオイルと庭から採ってきた唐辛子と紫蘇子のみである。

私が作ったにしてはなかなかおいしい。シンプルだけどお店の味に負けないぞ!
もちろん紫蘇茶をお供に。


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