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ハブ酒ではなく、ハーブ酒はいかが?

家庭菜園のために、天然成分の虫除けスプレーを買ったのですが、いらなかったです。
なぜなら、自分で手作りした虫除けスプレーの方がよく効くからです。

まぁ、確かに材料を考えたら、手作りしたから市販より安いけれども、本来はそこそこ高級な材料だという気もします。

お酢じゃなくて、アルコールを使っているので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。アルコールって天然じゃないかも?カメムシは、酢よりもハーブ水やアルコールの方がしばらく寄り付きません。
もちろん農薬には敵いませんが、1000円する天然由来の普通の虫除けよりも、ミントやタイムの効果は抜群です。

作り方は、あら簡単。ホワイトリカーや焼酎にハーブを入れて、2週間以上放置したらチンキの出来上がりです。
虫除けとしても使えますが、もちろん薬用酒としても飲めます。

ローズマリーは白ワインにつけ込むとおいしいそうです。やってみようと白ワインを買い込んだのですがまだ作ってみていません。作り置きのチンキがまだあるからです。私はホワイトリカーに、ローズマリーやミントやタイムを入れてみました。
私自身は飲まないのですが、飲んだ父によるととてもおいしかったようです。

しばらくおいたものの蓋を開けると、あのつんとした香りはなくなって、ミントやタイムもアルコールに漬けると全部甘い香りがするんです。
漏斗で葉っぱを取り除いてみると、腐葉土のような腐った茶色かと思ったら、そこまで暗い色では無いんですよね。甘い香りのマジックでしょうか。ちょっと琥珀に近いような、神々しさを感じます。

私は特にタイムがお気に入りで、タイムは、本当に臭み消しに良いです。すべてのものを美味しくすると感じているのですが、殺菌効果が高く、あまり摂りすぎると体に良くないらしいので控えています。あれもこれもタイムを入れたいなぁと思うのですが、他のハーブや薬草で代用しています。

この季節、そろそろとドクダミの採取時期です。実はドクダミって熱を通すとほとんど効能がなくなるらしいです。
言い換えれば、副作用の心配が少ない。だから、利用しやすい薬草として浸透しているんですね。

確かに、ドクダミは採取する時こそやはり薬っぽいつんとした香りがしますが、干すと香りはほとんどなくなります。一方で、薬用酒にしても、他のハーブのような甘い香りはしないんですよね。確かに他のハーブよりは無味無臭かも。料理の香り付けに使いたいなとは思いませんでした。

いろんなハーブ酒を使ってみたいですね。
私が育った所では、30年前の子供の頃には、薬用酒といえば、梅酒かハブや蝮酒しか聞きませんでした。
特にまむしのお酒を見かけることがあって、どうしても蛇の丸のまま真っ白の個体が入っているのが苦手で、子供ながら匂いを嗅いでみようとも思いませんでした。大人になると見かけることもなくなりましたが、やっぱり香りも良いのでしょうか。

梅酒は飲まないので、我が家の庭に家捨てられてしまう梅をもうそろそろちぎって、梅ジュースにしたいと思っています。今年は特に梅の実が良く生っています。ハーブも、昨年あちこち枯れ果てたのが嘘のようにだんだん繁ってきました。

ハーブ酒はもちろん適量飲めば果実酒同様に体に良いのかもしれませんが、その最大の魅力は、甘い香りにあります。虫がなぜこれが苦手なのか不思議なほどです。童謡では、蛍を甘い水に誘いますが、実は虫は甘く清らかな匂いが苦手なのかもしれません。

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