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アネモネの今後

球根は掘り上げというのをしなければいけないそうだ。
花が終わって枯れてきたら、掘って土から出して乾かしてまた来年植えるのである。
水仙のように植えっぱなしで良いものもあるようだが、掘り上げをした方がよく花が咲くそうである。
一説によると、ラナンキュラスは植えっぱなしでも咲くような話を聞いた。
アネモネはどうだろうか。
今年買ったアネモネは、元々花が咲いているものだった。
それから毎日のように花芽がついてぽんぽん咲くから楽しい。
植えっぱなしで来年咲かなかったら悲しい。
新しいものを買うことはしたくない。
花にも流行というものがあるようで、来年は来年でホームセンターで見たら、新しい花が欲しくなる可能性が高い。

サフランとか薬草やハーブを家に増やすつもりはあるが、花についてはどれでいっぱいにしようとか考えていない。
とりあえず庭木がいっぱいあって、水仙の花も毎年いっぱい咲くので買わなくていいくらいだ。
それでも、猫のごはんやハーブを買いに行った先のホームセンターで花を見かけるとなんとなく買いたくなる。
ハーブを買わなくても、花を一つ買ってしまう。
これはどういう心理なのだろうか。
せっかく行ったのだから、何か買って用事を済ませた気になりたいのだろうか。

ハーブや薬草は植えた後は手がかからない。繁るか繁らないかが気になるだけだ。ハーブが上手いこと育てば、料理などいろいろなものに活用できる。
花は観賞用なので、どこに植えるかどんな鉢がいいか、花芽のつきがどうしたらよくなるか、来年のためにどういう準備をしなければ考えなければならない。
マメな人はそんな風に計画をたてるのが楽しいのだろう。
ガーデンデザインにまで発展して、自分の作った庭をデッサンしたり、作りたい庭を絵に書いたりするのかもしれない。
私にそこまでの意欲はない。
けれども、花を買ってしまう。そして、あれこれ心配してしまう。
子どもの頃から雑草が好きだ。
別に眺めるだけなら、勝手に生えてくる庭の仏の座の群生でも眺めておけば幸せな人間だ。
それでも、観賞用の園芸植物がほしくなる。
買ったら買ったで世話を焼きたくなってしまう。
アネモネは原種に近い植物らしいが、いったん売り物となってしまうと、なんだかいろいろ世話を焼かなければいけないような気がしてしまう。
園芸店の植物には不思議な力があるようだ。

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