アロマストーンを作ろうとしたら
春先は体調を崩しやすい。
最近どうもう調子が悪く、シャワーを浴びるだけで疲れる。
お風呂に入るのが億劫で、何かお風呂に入る気になるものがないだろうかとネットで調べた。
ぺちぺちスマホをスライドしながら、アロマストーンが良さそうだと思った。
作り方は簡単だ。
石膏か粘土を固めて、色を塗り、アロマオイルを垂らせばいい。
ちょうどいいことに、うちに紙粘土があった。
市販のアロマオイルの代わりに、柚子の種をオリーブオイルにつけたものを使うことにした。
猫がいるからアロマは駄目だろうと思っていた。
風呂場なら猫を洗う時に捨ててしまえばいい。粘土なら処分に困らない。
しかし、アロマスト―ンの置き場所は猫に配慮して風呂場に置こうと決めたのに、作るときは、猫がいるリビングで作業してしまった。
結果、吊り下げようの麻ひもを結ぼうとしたときに猫に飛び掛かられてしまった。むぎわらのトンボ猫は後ろ足が少し悪いらしく、飛びつくときにがしっと前足で力いっぱい掴んでくるからいたいのなんのって。
飛びつき損ねて、太ももからずり落ちないしがみつかれたので、つい持ち上げて退かしてしまった。
邪険にされたトンボ猫はしょんぼり。
猫にしてみれば、まるいものをころころ転がして、麻ひもをぷらぷらさせていたら、遊んでもらおうとして当然だ。
寝ていると思って油断した。
猫は熟睡しないらしいので、猫の興味をひくような作業は猫のそばでしないに限る。
もう1匹のセミ猫はパソコン作業以外、人間が何かしている時には邪魔しない。どうせ相手にしてもらえないと思っているのか、用事があるときは猫の方から呼べばいいと考えているのか。
粘土で何かを作ったのは、子供の頃以来。猫に邪魔されてしまって、ひっかかれた足も痛く、途中で模様を描くのもやめてただの丸い石になってしまいました。
うっすら香る茶色い石ころ。これが私のお風呂生活を向上させてくれるかまだ分かりません。
香が足りないようであれば、庭から梅の枝を手折って風呂場に飾ろうかなと思います。
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