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【三選】方言のきつい映画


方言がきついと言うのは、何を言っているのか分からないと言う意味ではなく、口調が乱暴だということです。
共感する事は多いんですけど、なんだか怒られてるみたいで怖いなと思いました。

どの映画を見ても思ったのは、田舎って暗くて怖い印象があるんだなっていうことでした。都会は明るく楽しいのでしょうか。
よく分かりませんが、日本の地方に住む人々が頑なで陰鬱だとしたら、それが日本全体の民族性なんじゃないかと思います。
私は自分自身は暗い性格ですが、周囲の人を暗いと思った事はないですけどね。

1.「きばいやんせ、私」

不倫して部署替えになったアナウンサーがアナウンサー復帰を目指して、子どもの頃過ごしたことのある鹿児島の取材に出向く。

まず疑問なのが、なぜ一人で取材?
祭りの取材なのですが、祭りについての会議のシーンばかり出てきます。
主人公の女性の素行と口が悪くて、キャリア女性ってこんな感じなの???と疑問でした。

しかし、全体的に情緒はあって、画面は終始薄暗いですが、登場人物の大声がそれを吹き飛ばすようではありました。
これで登場人物がボソボソ話していたら、陰気ですからね。
伊吹吾郎さんが西郷隆盛のような貫禄です。
素晴らしい役者さんが勢揃い。

ちょっと残念だったのが女性が主人公なのに、女性の登場人物が少ないなと思いました。まるで刑事ドラマみたい。役者さんたちも農家より刑事役が似合いそうな人ばかりでした(伊吹さんを除く。革ジャンを着ていましたが、つなぎを着たらまるで職人。刑事も農家も漁師も父親も何でも熟す役者さんですね)。

現実に働いていると周りは男性ばかりになるのが日本の現状なのでしょうか。
では、日本では女性ってどこにいて誰と過ごしているのでしょうか?
男性より最小限しか出歩かず、家に引き篭もっているとか?

2.「VIVA!KAPPE」

東京から田舎に戻ってきて農業する話でした。作業着がダサイから、おしゃれに農業しようという話だったのですが、日本の地方の人間を果たして、おしゃれに疎いのでしょうか?
私が新卒で働いていた頃は、服装なんか気にしなかったけれど、地元に戻ってきた方が服装気にするなという気がします。
まぁ、人それぞれでしょうね。
化粧して、農作業してる方が多数派かなとちょっと思っただけです。

それにしても、地方が舞台の映画を立て続けに見てみると、地方の人は他人の話を聞かず、大声で怒鳴ってばかりという印象です。
ちょっとしたカルチャーショックです。特にどの映画も女性の口が悪い。
実際に来た人がそう思うのかもしれないですね。

そういえば、この映画の中で、米ぬかを撒けば雑草の発芽を抑えられると言っていました。豆知識ですね。

3.「島にて」

ドキュメンタリー映画です。島民は140人。
医師がいない島で、中学生が1人。
そんな島の過疎化を救おうとIターンの人が合同会社を立ち上げます。
恐らく島を盛り上げようという明るい話なのですが、画面が暗い。明るさより陰鬱さを終始感じました。
田舎の風景を見慣れていると海は綺麗には見えますが、恐らく美しいと思って映されている背景が悲しく映ります。
ナレーションを入れるかもう少し明るかったら何回も見たかもしれません。
日本の現状を考えさせられ、興味深かったですが、画面の暗さや静けさばかりが気になってしまいました。

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