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熊本の夏の暑さはスイカで乗り切る

 暑くなってまいりました。お中元のシーズンは一般的に6月下旬からはじまるそうです。しかし、果物を送る場合はたとえば今年最初に食べてもらいたいなどという思いがあると、早めに送りがちです。早めに送らないと相手方が買ってしまって余らせてしまうかもしれませんよね。

 今年も6月からいただきました、果物。5月にもかんきつをいただき、我が家は今果物に事欠きません。

三玉届き、一玉はおすそ分けしました。

 スイカをどうやって食べるのが好きですか。私は子供のことは一人で一つまるまる食べるほどスイカが好きでした。しかし、それではおなかを壊すと気づいて、だんだんとスイカを食べる量が減っていきました。家族の中で果物好きは私一人。しかし、その私が最も胃腸が弱いので、果物を食べ過ぎてはおなかを壊すことを毎年繰り返していたのです。

 大人になったいまでは、ひとつのものを食べ過ぎないように気をつけています。まるまるとしたスイカをカットしてそのまま食べるだけというのも味気ない。
 フルーツポンチにしようとして、失敗しました。

サイダーを入れるとサイダーが苦くなりました。白いのはメロンです。メロンとスイカのフルーツポンチという贅沢。

 熊本ではスイカの川を漬物にして食べることは、あまりに有名です。noteの外の方の記事にもたびたび登場するようです。

塩をかけたスイカというのはなぜこれほどおいしそうに見えるのでしょう。よだれが出ます。

 スイカの漬物は、塩をかけておくだけのシンプルな料理です。食べるときに塩気が足りないと感じたら、しょうゆをかけて食べます。
 赤い部分を多めに残して赤い果肉部分をカットして、外側の皮を薄く剥きます。本来は皮のあまり甘くない部分がさっぱりしておいしいのです。しかし、最近のスイカは皮が薄くて、実がぎっしりのものが多くなったように感じます。あまり漬物向きでないのかも?と思うのですが、どうでしょう。

同じ厚さに切るのが苦手な四十路前。

 子供の頃は赤い部分が全くなくなるまでスイカをかじって食べていました。だから、我が家では「スイカの漬物にするから」と食べる前に言っておくか、あらかじめ母がスイカ皮を厚めにカットして出さないとスイカが漬物になりませんでした。
 塩をかけた皮を冷蔵庫で保管して、翌日にはカットして食べることができます。

やっぱりそのままスイカを食べたくなり、大きすぎるサイズにカットしてしまいました。

おまけのマンゴー

 母のお友達から毎年マンゴーが送られてきます。マンゴーは収穫する頃合いを見計らわなければならないようで、熟しきったマンゴーはそれはそれはおいしいです。私が好きなYouTubeチャンネル「Pookies」に登場するニホンザルのカイくんはマンゴーが大好きで、アニマルトレーナーの黒田さんがカイくんのためにダイスカットしてマンゴーをあげるのを見て、私もマンゴーをダイスカットして食べるようになりました。いかにもおいしそうに上手に食べるんですよ。マンゴーを前にしたカイくんの目はいつもきらきらと輝いています。

これはダイスカットちょっと失敗気味です。
切る方向を間違えると種に当たって実がぐちゃぐちゃになります。

 マンゴーは高さのある方を上にしてサイドを切ります。万が一横にしてマンゴーを切ると種に当たってどうしようもなくなります。マンゴーの種は包丁で裁断できないほど固いです。とはいえ、切る方向さえ間違わなければ、マンゴーの皮はするりと簡単に剥けます。私は桃のカットが苦手でよくぐちゃぐちゃになります。桃よりさらに切ると果汁があふれるマンゴーは、カットするたびにもったいないことをしている気になります。しかし、ここ4年毎年いただきものをカットするうちに、マンゴーの果汁があふれるのは致し方ないと思うようになりました。
 種の周りに残った果肉も果汁を気にしつつ慎重にそぎ落として、牛乳とゼラチンでマンゴーゼリーを作りました。

牛乳マンゴーゼリー

 市販のマンゴーゼリーにちっとも負けない味だと自画自賛。ただゼラチンで固めただけでも、マンゴー自体が甘いので特に手を加える必要もありません。私の胃腸が丈夫で、お金持ちだったら、毎日マンゴーを食べて暮らせるでしょうか。いや、まず育てるところからはじめないとおいしいマンゴーは手に入りませんね。お金でも健康でも解決できない問題は多くあります。
 毎年ちょっとだけ違う味の果物に出会えることが楽しいのです。今年の果物の味をしっかり噛みしめてさわやかに今年の夏の暑さを乗り越えます。

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