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【2022.1月】今冬のドラマを一気見してみた

全ドラマをクリアするとかやったことないなと思いまして、今年はぜひやってみようと思い立ちました。

今は見逃してもTVerなどで後から見ることもできるので、録画の心配もなくて良いですよね。本当に便利な時代になりました。それなのに・・・。

「ステリと言う勿れ」

主演:菅田将暉さん フジテレビ 月曜 夜9:00放送

「戦国BASARA」という代表作のある漫画家の方が原作を書いている、これも漫画です。だから、最初からなかなか発想がぶっとんでいるんです。

自称普通の大学生が、殺人事件の犯人の濡れぎぬを着せられて、事件に巻き込まれたことで警察をの付き合いが始まりました。そして、また、都合よく事件に巻き込まれます。

事件に僕は何の関係もないと言い張りながら、結局頭の切れる大学生である彼が事件の真相を解き明かしていくという話です。

社会に対して若者が思うことを代弁しているようでいて、そう都合よく周りの人たちが反省したりはしないと思ってしまいます。でも、その都合の良さというか、ありえなさがこのドラマというか、この作者が描く世界の魅力なのです。

主人公の天然パーマなのに頭の中身は天然に見えて切れきれの整(ととのう)くんには、妹が殺されて事件を追っていた金持ちのおぼっちゃまのライバルで親友的な人が登場しました。原作を見ていないので、ここから想像もできないのですが、ドラマを見ながら「え~?!」と心の中で言い続けてしまうことでしょう。それでも、面白いから見てしまうのです。

「ファイトソング」 

主演:清原果耶さん TBS 火曜 夜10:00放送

途中から見ると、何もない普通の恋愛ドラマのようなので、主人公が悩みを持った人間であることを前提に知っておかなければちょっと違和感があると思います。私も途中から見てしまったので、どこにドラマがあるんだろうとちょっと戸惑ってしまいました。でも、いちいち主人公は病気ですよ!と説明するのも変ですよね。

年齢に見合った等身大のドラマというより、今のところシンデレラストーリーのようにも感じます。

主人公は以下のような状態です。

児童養護施設で育った主人公木原花枝(清原果耶さん)が、空手の日本代表という夢を絶たれ、スポーツ推薦で入学した大学を中退。交通事故が原因だったが、その時の検査で聴神経腫瘍が見つかり、医師から耳が聞こえなくなる可能性を伝えられる。

養護施設時代の回想が登場します。

「ムチャブリ!私が社長になるなんて」 

主演:高畑充希さん 日本テレビ 水曜 夜10:00放送

毎回恋のさや当てみたいな話がありますが、一人の女性の成長物語かなと思います。

普通の社員だった女性が、飲食系でチェーン展開している企業の支社社長みたいなものになるという話です。

社長という役柄だからか、とても服装がお洒落です。雑誌の表紙を毎週飾れそうな感じです。

ここからネタバレになりますが、年下の生意気部下と上から目線の偉そうな社長と三角関係が繰り広げられるのかなと思っていたのですが、生意気な部下の方とはだんだんと信頼関係が築けるようになり、社長ともまだ恋というよりは社長のことを主人公は少しずつ理解していっている段階という感じです。

買収したフランスレストランを利益を回復するために、シェフを切るか切らないかという話から始まり、主人子はもちろん、シェフを切らない選択をしました。要所で大元の社長を演じる松田翔太さんが他人から「なぜ彼女を社長に選んだのか」と聞かれます。そのたびに「彼女はビジネスに向いてない。だからかな」と言うんですが、つまり人間性を評価したってことなんでしょうか。

フランスレストランはカジュアルレストランの道を模索します。

何事にも自信が持てないレストランの従業員がパティシエの大会に参加したり、みんなが前を向いて仕事ができるようになっていく話です。ムチャというより平等にチャンスのある会社になっています。

恋愛バトル的な話かと思って見始めたのですが、ほのぼの優しい物語に感じます。

「となりのチカラ」

 主演:松本潤さん テレビ朝日 木曜 夜9:00放送

近年問題になっているヤングケアラーなど社会問題を取り扱ったドラマです。主人公は純粋でどこかとぼけていて、コメディーを思わせますが、文筆業を生業とする中越力(ながごしちから)さんが、近所にどんどんお節介を焼いて一生懸命社会の問題に向き合います。

ナレーションがしっかりしていて、チカラさんのはっきり言えない心を代弁してくれたりするのですが、そこがほっこりして、話が重たくならないように工夫されています。とはいえ、話は社会問題。

ちょっと重たいな。私には身につまされるなと思ってますが、心してできれば見続けたいと思います。

「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」 

主演:黒木華さん フジテレビ 木曜 夜10:00放送 

真実を追うことに使命感を得ている女編集長がとことんゴシップの真相を掘り下げていくという話です。主演の黒木華さんが好きです。ただ、ちょっとこのドラマは私には難しいですね。

「こんな話を世の中に出して誰が得するのか。たとえ真実でもそうでなくても当事者を傷つけるだけではないか」

そんな風に思う週刊誌の記事って多いですよね。でも、彼女はとことん真実にこだわるんです。そして、結果はそう悪いことになりません。

現実では、自殺するまで追い詰められたり、芸能生活を辞めなければいけない人もいるので、破滅を描かないのはドラマとしての限界かなと思って見ています。

冷たく見える黒木華さん演じる編集長は、人を説得する力に長けているんですよね。こうだから、こう、だからこうしなきゃって言えば、周りはしたがってしまうのです。

真実を暴くことで他人を火中に置く代わりに、彼女自身も危険に身を投じます。ゴシップ記者というより、戦場ジャーナリストみたいな人を想像してしまいます。

承認欲求を満たしたいために何でもするやつって言うのは、ゴシップ記者は入らないのでしょうね。

バズってるからいいんだよ。

「もしも、イケメンだけの高校があったら」

主演:細田佳央太さん テレビ朝日 土曜 夜10:00放送

まだ第1話だけしか見ていないのですが、タイトルの通りなので、話はほぼすべてわかりました。しかし、主人公がイケメンに選ばれることに興味がない地味な青年というところに意外性がありますかね。そして、巻き込まれる。

個性的なイケメン高校生たちが「全国高等学校選抜イケメン大会」を目指して競い合うというお話です。

恋愛ではなく、おそらくただイケメンが素っ頓狂なことをしたり言ったりするという全編コメディーになるんだと思います。

「鹿楓堂よついろ日和」 

主演:小滝望さん他 テレビ朝日 土曜 夜11:30放送

アマゾンプライムでアニメ版を見たことがあるのでストーリーを知っています。

和風甘味喫茶でワーカーホリックの女性がイケメンと美味しい甘味に癒されるという話です。ドラマもアニメの通りのようです。

ほのぼのとして事件性もなく、落ち着いて見られます。ただ、何分ストーリーを知っていますので、深夜に毎回見るのはハードルが高いかなと思っています。

「鎌倉殿の13人」 

主演:小栗旬さん NHK 日曜夜8:00放送

今のところ、主演もさることながら主人公の北条義時の姉、北条政子を演じている小池栄子さんの存在感を強く感じます。

まだ、若き源頼朝が北条家に匿われている現状で、政子の父の時政も健在ですし、鎌倉殿の周りの13人が活躍する段階には至っていません。壇ノ浦の戦いもまだありません。

頼朝を差し出すのか差し出さないのか、いや、絶対お守りするという話が3話続いていました。面白いのは頼朝の恋の話で、政子の前にすでに愛人がおり、その愛人の父は娘と頼朝の関係に怒って二人の間に生まれた赤子を谷底に落として殺したのだそうです。

その愛人との関係を清算できないまま、頼朝と政子の距離が近づいていきます。弟の義時は、頼朝と中を深める姉政子の姿にやきもちするのですが、結局は二人の仲は止められません。

愛人に直談判しに行く姿は歴史で習った政子そのままの姿だなと思わされます。

ただ、話し言葉が本当に現代風なんですよね。子どもの時から時代劇に慣れ親しんだ私としては、かえって違和感をぬぐえません。別に、ござるござるとは言わなくても良いのですが、考え方もあまりに現代に寄ってません?という感じもしてしまいます。

今のところ、主役は頼朝と政子。義時の活躍はまだまだ先でしょう。

総括

科捜研や駐在刑事や相棒などシーズンで何回もやっているドラマも見ていますが、感想から省きました。今シーズンというか、最近そうなのかもしれませんが、イケメンコメディーと社会派ドラマが多いようです。テレビ東京も地方ではTVerなどでしか見られないのですが、私としては、「婚活探偵」がおすすめです。私が書いている猫の話と似ているような真逆のような・・・おこがましいですが、そんな気持ちで見ています。上に紹介していませんが、「YouTuberに娘はやらん!」は一番タイトルで内容が出オチしていて、疫病の影響もあり、正直途中で話が終わるんじゃないかと思っています。5年付き合った彼氏が、結婚式当日にゲイの彼氏と駆け落ちしその場に居合わせたYouTuberにそそのかされて、一人で結婚式をあげてしまうという話でした。結婚式場を借りてコンパクトな撮影をして、結婚ムービーも友達からのお祝いじゃなくて、新郎がどこかの控室で撮った殺風景さ。タイトルだけあれば筋書きは役者だけでも成り立ちそうで、うーん、これがドラマと言えるのかなあ、役者さんたちはきちんとギャラをもらえるのかなあと老婆心ながらその安普請ぶりにしか目が行きませんでした。それでYouTuberが花嫁に一目惚れしてプロポーズして、酔っぱらった父親が「YouTuberに娘はやらん」と叫んで寝落ち。そこだけ笑ってしまいました。

NHKの雲霧仁左衛門もシーズン何回目かになりますが、飛び飛びで見ていてもとても面白い印象があります。とはいえ、一話完結型でも、話が飛ぶと人間関係が分からなかったりして面倒くさくなってしまいます。ゴーストバスターズの新作映画見たいですが、現状、今年も映画を見に行くことはできなさそうです。

見ていないドラマも抜けているドラマもあると思いますが、とりあえず、月~日までドラマ感想を書いてみました。

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