漢詩 ③ 孟浩然「宿建徳江」より「宿陋居箱」
春暁が好きなので、どうも孟浩然の詩が好きなのかもしれません。
中学校で習ったレベルでしか漢詩を知らないので、もっと近い時代の人の漢詩が読みたいなと思ってしまいます。
李白、杜甫、孟浩然。この3人の知識だけでは、返り点を思い出すことすらおぼつきません。
孟浩然とは?
689年生~740年没。盛唐の代表的な詩人の一人。
当時の中国の官吏登用試験である科挙に何度も挑戦するが、合格できず、官職に就くことができずに不遇のまま一生を終えた。同じ盛唐の有名な詩人たちの李白・杜甫・王維はいずれも孟浩然より少し年下だが、それぞれ孟浩然を慕い尊敬し、その才能や人柄を称える詩を残している。
宿建徳江
「宿陋居箱」 猫様とごはん
猫のことばっかり詩にしています。
他に題材が身近にないからです。
猫に対して特別愛情深いわけではありません。
飼い主のいない猫の姿に親がいなくなった後の自分の姿を投影しています。
日本には人間にだって段ボール箱で生活している人がいるのです。
いえ、世界中にいるのです。
*中国語で猫はマオと読むので、韻が踏めてないかもしれません。
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